ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

小さい会社
毎日のように就職相談のメールをいただきます。小さい会社のほうが採用されやすいと考えている人が多いようですね。違いますよ。小さい会社の社長は、『自分の財布から給料を払う』・・という意識が強いので、1人を採用するのにも慎重です。

月に25万の給料だとして、売れずに2ヶ月くらいで退職された場合、給料だけでも50万円を捨てた事になります。小さい会社の社長さんは、『俺の50万が・・悔しい・・』となるわけです。だから慎重にもなります。簡単に採用する会社は、簡単に辞めさせます。

少し大きい会社だと、一度に大勢の人を採用します。『とりあえず採用して様子をみる』・・という余裕があります。また、採用担当者は『給料を払う人』ではありません。自分の財布から払うわけではありませんので、小さい会社の社長さんとは真剣さが違います。

いずれにしても今の時期の転職は簡単ではありません。日頃から関連資格の受験とか、自分の価値を高める努力をしていないと、ある日突然の倒産、リストラ、解雇に対応できませんよ。不動産屋は毎日のように倒産しているのです。ご用心。

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転職仲間
その男は私と同じ年齢でした。同じ職場にいた縁で、お互いが転職しても連絡を取り合っていました。会うと、「今、何処の会社?」とか、「えっ!もう動いたの?」なんて軽い会話をする相手でした。

お互いが流れ者の生き方をしていましたので、会う度、話す度に、「現在は何処で仕事をしているのか?」を確認する必要があったのです。もともと連絡を取り合う頻度は年に1回程度でした。

ある時、久しぶりに連絡してみると、転勤して少し離れた勤務地にました。元気だと言ってましたが、そうでもない雰囲気を感じました。仲介会社では業績不振者が転勤になる事が多いのです。

その後、連絡は途絶えました。会社を辞めた事は他の情報ルートで知りました。・・私の勝手な推測ですが、数年に1度のスランプに陥り、退職に追い込まれたのだと思います。よくある事です。

業界に慣れた者は、まるでコンビニへ買い物に行くくらいの気軽さで同業他社に再就職しますが、あまり辛い状況を経験すると業界を去ってしまう者もいます。その男も去ったのかな。

その男は、「親戚が商売をしている」と言ってた事があります。もし、そこで安定した収入を得ているのなら良い選択といえます。歩合の仕事は収入が不安定なので家族に反対される者もいます。

私は今でも不動産業界で転々としていますが、堅い選択とは思っていません。この業界で長く生きてきたので不動産業界を渡り歩く事に抵抗感が無いし、慣れてるので楽だというのが本音です。

・・だからと言って楽には稼げませんけどね。楽に稼げたら転々としません。厳しい業界ですから苦労も伴います。ご用心。

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未経験者大歓迎の意味
アパート等の建築営業は、未経験者大歓迎です。何故なら経験者は仕事の内容を知っていますので応募しません。地主さん相手の飛び込み営業は決して楽ではありません。

土地所有者の方々に土地の有効利用を提案する仕事です。『安定収入が得られますよ・・』とセールスして、アパート・賃貸マンション・貸店舗等を建築させるのです。

絶対に店舗なんか建てても借り手なんかいないだろうな・・という場所でも、地主を口説いて建てさせるようです。悲惨な結果が待ってますね。貸し倉庫や貸アパートも同様です。

「年収1000万円可能!」みたいな事を記載した募集広告を見ると、建てさせれば勝ち!契約すれば勝ち!・・という経営方針が見えてきます。(投資用マンションの営業も同じです。)

そのような考え方ができる者って未経験者だけなんですよね。経験者は強引なセールスは長続きしない事を知っていますので、未経験者のほうが使いやすいのです。ご用心。

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転勤転職
転勤が決まったので家を売る・・という人は多いですね。転勤で売るくらいなら最初から買わなければ良いのに・・と思います。もちろん個人の自由ですが、売って得をする人は少ないと思います。

不動産仲介の営業は、転勤より転職のほうが多いですね。転勤と言われたら、「じゃ、辞めます。」と即答する者も珍しくはありません。会社に就職したのではなく、地域に就職した感覚です。

職場の近くにで家を探すのではなく、家の近くで職場を探すスタンスです。勤務地が家から遠くなるのであれば、退職して近くの会社に転職するのです。普通の会社員には理解できないでしょう。

不動産仲介は地域密着の仕事です。道を覚え、学区を覚え、地域を熟知して成り立つ仕事です。コロコロと会社の都合で転勤していたら稼げません。また1からやり直しになるからです。

別の言い方をすれば、自分の詳しい地域内であれば、何処の不動産仲介会社でも食べていけるのです。不動産仲介の営業マンは、会社よりも地域を大切にする仕事と言えます。

転勤で家を売る人は、会社のためなら家くらい売り飛ばすという事です。子供も転校させて、家族を知らない町に連れて行くのです。終身雇用で安定が約束されているからできるのですね。

我々にはマネできませんね。安定も終身雇用もない世界です。せめて住む場所くらいは安定したいものです。ご用心。

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凄い男
長いこと不動産営業をやっていると、いろいろな不動産営業マンに出会います。よくいる似たようなタイプは記憶に残りませんが、この人の言った言葉は忘れられません。

たしか新人の頃に出会ったと記憶してます。世間話をしている時に、転職の話になりました。・・まぁ、転職は珍しくない業界ですので、この人も数多くの転職をして来たのだろうと思ってはいました。

その人は言いました。『私は1社に3ヶ月程度いられたら後悔はしない。売れなくても3ヶ月間の生活ができるのだから・・』・・では、3ヶ月で辞めたら次はどうするのかと聞くと・・

『また転職するだけさ。契約できたら寿命は延びる。ラッキーが続けば1年でも2年でも勤務する。超ラッキーな時は出世する。そしてスランプが来たら辞めさせられる・・それだけさ。』

・・最後には就職先が無くなるのでは?と聞くと・・『通勤できる範囲に不動産会社は400社ある。1社平均3ヶ月でも年4社・・せいぜい、あと20年だから80社あれば足りるよ。』との事でした。

ある意味で凄い男だと思いました。・・・あれから20年は経過しました。あれから80回の転職をしたのでしょうか?どこかで偶然に再会したら聞いてみようと思います。・・では、また明日。

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