ブログ版/不動産業界の歩き方
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記憶
4月といえば春・・春といえばお花見の季節・・今年は自粛ムードですが、ブログの更新ネタとして1話書きます。私は不動産会社を数多く渡り歩いてきましたが、会社の仲間とお花見に行った事は・・

25年間で4~5回です。ま、お花見・・って言っても、野外で酒を飲んだだけですが・・思い出にはなります。居酒屋で飲んでも、そんなのいつもの事なので記憶に残りませんが、お花見だと記憶に・・

残ります。それって、けっこう価値があります。人生の価値観なんて記憶がベースですよ。たとえば・・それなりに楽しい人生だった人も、亡くなる1年前に記憶喪失になったなら、亡くなる直前に・・

人生を振り返っても1年間の記憶しかないわけです。『俺の人生も終わりか・・1年分しか覚えてないけど・・』ってね。(笑)自分が生きてきた記憶を全て忘れてしまうのは人生を失うのと同じですよ。

お花見に話を戻しますが、不動産営業マンは同業他社への転職する事も多く、毎年同じメンバーでお花見に行く・・なんて人は少ないのです。今は一緒に働いている仲間も、いずれはバラバラに・・

なるわけですから、記憶に残る思い出を作っておくのも悪くないですよ。たとえ嫌いな奴でも、ボンクラ上司でも、ゴマすり野郎でも、一緒に働いた仲間達を思い出せる【思い出】は無いと寂しいです。

私の話ですが・・複数の大手系仲介会社を渡り歩きましたが、1社だけ楽しい記憶が無いんですよ。(笑)社員食堂とか、抜き打ちの業務監査・・については鮮明に覚えているのですが、飲み会とか・・

社員旅行などの楽しいイベントが少なかったからかもしれません。ま、会社は仕事をする場所なので仕事だけしていれば問題ないですが、それでも人生の1ページとして記憶しておきたいものです。
男と女の話5
200×年12月・・その男は早めに仕事を終わらせました。店の仲間も帰る用意をしています。会社の飲み会・・いつものように飲んで食べるだけで、過ぎてしまえば記憶に残らない1日のはずでした。

店に着くと予約した席に通され、店のメンバーはそれぞれテキトウに座りました。その男も空いてる席に座ると、後から来た女性社員が隣に座りました。人妻の雰囲気がない可愛いかんじの女性で・・

(ラッキーだな・・)と思いました。仕事中には話せないプライベートの話などしながら1次会は終わり2次会へ・・そろそろ電車が無くなる頃に解散となりました。男と、その女性社員の帰る方向は同じ・・

だったため同じ電車に乗りました。電車の中で男は、『2人だけで飲みますか?』と冗談を言うと、女性社員は『ダメよ・・家で夫と義母が待っているわ。』と答えました。 『夫婦仲が良いですね。』と・・

男が言うと、女性社員は、『・・・。』と無言でした。電車は男が降りる駅へ先に到着したので、『また明日。』と言い男は降りました。・・少し歩いてから、後ろを振り返ると・・女性社員が立っていました。

彼女は男に近寄り、『降りちゃったわ。』と微笑みました。男の心の中では、神と悪魔が戦い始めました。勝敗はいつも悪魔の勝利・・欲望と道徳心・・男はどちらを選んだのか?・・・秘密です。(笑)
普通の一日 2
それは普通の日でした。朝、普段と同じ時間に起きて、歯を磨き、顔を洗い、朝食を食べて自宅を出る・・会社へ出社すると、いつものようにコーヒーを飲み、同僚達と世間話をする朝のひととき・・。

そんな時に思いました。・・数多くの転職をした経緯がありますが、それぞれの会社に『普通の一日』があり、在籍している間は身分と居場所が提供されて、普通の一日を過ごす事ができるのです。

社員は出社する義務がありますが、それは出社できる権利かもしれません。会社を退職したら、出社したくてもできません。事務員さんがコーヒーを入れてくれるのも、デスクで仕事ができるのも・・

全てが会社から与えられた労働環境なのです。会社には自分の居場所があり、会社には自分の仲間達がいる・・それが多くの会社員にとって普通のことですが、それを悲しく感じた事もあります。

同僚がバカな失敗をして、その場にいた上司や同僚、事務員、パートさんの全員で大笑いした事があります。そこで私も笑ったのですが・・その時、みんなの笑顔を見ながら・・少し寂しくなりました。

今、同じ時間を同じ場所で過ごしている仲間達だけど、これは永遠ではない・・やがて1人づつ去り、別のメンバーと入れ替わるだろう・・次は自分かもしれない・・横で笑っている同僚かもしれない。

やがて会社を辞める日が来て、別の会社に転職する日が来る・・そこで新たなる『普通の一日』が繰り返されるのです。・・それを繰り返してきた者にしか理解できない悲しい感覚かもしれませんね。

辞めた会社の前を通る時に、そこで過ごした普通の一日を思い出します。3年も経てば責任者から事務員まで全員が入れ替わり、当時の仲間など1人も残っていないという悲しい現実があります。

当時の仲間達は、新たなる『普通の一日』を過ごしていると思います。新しい会社で過ごす普通の一日か・・職安に通う普通の一日かは知りませんが・・。人生は、出会いと別れの繰り返しですね。
リビングドア
ある中古マンションの前を通るたびに思い出します。たしか今頃の季節でした。査定依頼の電話があり、売却理由をお聞きすると、『相続物件ですが誰も住まないので処分したい。』とのことでした。

被相続人(故人)の死因は自殺でした。後日、私は査定のために現地へ行きました。物件は中古マンションで室内に入ると薄暗く感じましたが、まぁ、人の住んでいない部屋は暗く感じるものです。

依頼人は立会いをしなかったので、時間をかけて室内を拝見できました。荷物の大半は処分されていましたが、室内に残っている物を見ただけで、故人の人生について多くの事が分かりました。

相続人の話と、室内に残された物から得た情報を総合すると・・故人は一流大学を卒業後、安定した職業につき、子宝にも恵まれ、比較的良い暮らしをしていた。やがて子供は成長して家を出た。

定年を迎えた頃に妻と離婚した。子供達は所帯をもち遠方に住んでいたためマンションで一人暮らしとなり、週に何日かはホームヘルパーのお世話になっていたが、一人で過ごす時間が多かった。

ある日、リビングドアに紐をかけて人生を終えた。翌日にはホームヘルパーの人が合鍵で室内に入り発見した。・・その後、相続人は相続したマンションを売却しようと思い、私が査定依頼をうけた・・

室内にあった卒業証書や写真のアルバム、その他を見ながら、依頼人である子供達の話を思い出し、そのような人生の流れを知ることができました。・・私はそんな時、人生の難しさを感じます。

一般的に、好きな人と結婚して子宝に恵まれた生活は幸せといえますが、それは永遠には続きません。好きな相手と結婚しても死ぬまで好きとは限りません。パパママ大好き!という子供達も・・

いつしか私が独居老人となる日が来たら、この物件を思い出すのかな。年老いた自分が一人孤独に過ごす日々に耐えられるだろうか?・・査定中、リビングドアを見ながら、そんなことを思いました。

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