ブログ版/不動産業界の歩き方
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老人
ずいぶん前の話です。築1年の家を媒介契約した事がありました。売主は一人暮らしの老人でした。息子夫婦と同居をするために建てた家でしたが、息子夫婦は数ヶ月間で出てしまったとの事。一人では広すぎるので、便利な立地のマンションに買い換えを希望していました。

私が訪ねると、「話し相手が来た!」と喜び、昔話をずいぶん聞かされました。一人の時は、ファミコンの将棋ゲームをして過ごしていたようです。私が将棋の相手をした時もあります。

数回の売り出しで契約が決まりました。決済の時は、娘様が同席しました。娘様いわく、「年寄りなので心配だから」との事。でも、私は老人から聞いていたのです。娘は同居を嫌がり、息子も家を出ていった。だけど、家が売れた事を知ると、みんなが金を分けろと言ってくると・・。

そして売却してお金が入ると、ほとんどのお金を子供達に贈与し、残ったお金で、古くて狭い中古マンションを購入したのです。今でも一人で将棋ゲームをやっているのだろうか・・・そんな事を思う時があります。

老人の目には、金を欲しがる娘など映ってはいないのです。昔、オシメをしていた頃の娘さん、ヨチヨチ歩きの頃の娘さん、遊園地に遊びに行った頃の娘さん・・そんな愛する娘さんにお金を渡したのです。そんな楽しかった頃の事を思い出しながら、古くて狭いマンションで、一人で人生を終えるのでしょう。

贅沢な老後より、大切なものがある・・そうゆう事なのでしょう。

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