ブログ版/不動産業界の歩き方
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善悪不明
ずいぶん昔の話です。よくあるFAX査定による売却依頼があり、訪問して家の中を拝見する事になりました。玄関を入ると、「どうぞ、どうぞ、お入り下さい。」と奥様?らしき人が笑顔で出迎えです。リビングに入るとご主人らしき人がビールを飲みながらテレビで競馬中継を見ている最中でした。

余裕のある家だな・・と、その時は思いました。しかし話を聞くと仰天!この夫婦は、ホームヘルパーだったのです。正確には女性だけホームヘルパーで、男性は、そのヘルパーの旦那さん。

よく人の家で昼間からビールを飲みながら競馬中継なんか見てられるな・・なんて思いながら話を聞くと、所有者は子供のいないお年寄りで現在は入院中との事。自宅の売却を委任されているので、所有者に代わり売却を依頼したいとの事。

「売って、どうするのですか?」と聞くと、所有者の老後の資金として蓄え、ホームヘルパーの自宅で同居するとの事でした。一緒に海外旅行も行く計画だとも言っていました。

魅力のある物件でしたので、早期に契約する事ができました。無事に決済も終わりました。仲介業者としては、本人の意思確認等をキチンと行い、決済の日には司法書士が病院に出向き、所有権移転の意思確認と署名の手続きを行いました。売却したお金は本人の指定する本人名義の銀行口座に振り込みました。後々に親族から訴えられる事のないようにするのは当然ですね。

引渡し後、数日で、所有者であるご老人はお亡くなりになりました。末期の癌だったのです。ホームヘルパーとの同居も、海外旅行も実現する事はありませんでした。・・・と言うより、最初から無理な話だったのかも知れません。

ホームヘルパーはボランティア精神が必要な仕事だと思います。家族でさえ嫌がる老人の世話をするのですからね。老人の立場になれば、親族より頼りになるのです。しかし・・・・・いや、何でもありません。

では、また明日

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