ブログ版/不動産業界の歩き方
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不動産売買契約書の余白
不動産売買契約書には売主・買主の署名押印の欄があり、その下には広いスペースが空いている書式が多いですね。仲介業者が署名押印をするスペースです。宅地建物取引主任者も署名押印します。・・で、余白部分はありませんか?

契約書の余白部分に、仲介者が知らない会社が署名押印したりする事があるのをご存じですか?キレイに言えば節税対策です。悪く言えば脱税です。売主が業者の場合ですが、経費を水増しするために仲介手数料を払った事にする場合があるのです。

本当に仲介した会社の分は経費で落としますが、もっと経費で落としたい場合、契約書の仲介会社が署名する欄の余白部分に別会社の署名押印をして、領収書を発行させて、お金を支払った事にするのです。これは業界において最も古典的な方法です。

本当に支払った法定手数料とは別に支払った形となりますので、帳簿に記載された支払手数料の合計は宅建業法で定める手数料の上限を超えますが、税務署には宅建業法違反など関係ありませんので問題ないのです。

ただし、領収書だけで誤魔化そうとしても、調査された時に「契約書の原本を見せて下さい」と言われたら終わりですので、契約書の原本にも署名押印しておく必要があるのです。決算の前になると契約書のファイルを開き、余白の多い契約書を選んで赤字申告の会社社長に署名押印させているのです。

大手仲介会社の作成した契約書は信用力がありますので、できるだけ大手が仲介した契約書を選ぶのでは?契約が終わって数ヶ月も経過してからの作業ですので、仲介した業者に知る術はありませんね。知る機会があるとしたら脱税が発覚した時です。

脱税が発覚すれば、その不動産取引に関係した者の全てに調査が入ります。摘発された会社との契約書は全てコピーして提出する事になります。売主も買主も仲介業者も全てです。営業担当者も疑惑の目でみられます。社内での居心地は悪いでしょうね。自ら疑惑を払拭しなければなりません。

不動産売買契約書の余白が危険である事が理解できましたか?このレベルの防止策ができている会社は少ないと思います。重要事項説明の余白欄は斜線をしたり、文章の終わりには「以下余白」や「以上」と書くのに、仲介者の署名欄はガラ空きでは?

未然に防ぎたいのなら、余白を潰すなり、不動産売買契約書に「仲介会社は2社となります。」とか、「当社のみが仲介の立場です。」と記載すると良いですね。この機会にマニュアル化する事をお勧めします。悪用されますよ。ご用心。

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