ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

困難な話
買い替えが困難である事の自覚がない顧客もいます。自宅が査定価格で売れたとしても抵当権の抹消はできない・・自己資金も無い・・年収に余裕はない・・買い替えローンも難しい・・自宅は相場より高く売りたい・・購入物件は相場より安く買いたい・・そんなの無理だ!と言いたくなりますね。

無理だと言うのは簡単です。それが顧客のためだと断言する営業マンもいます。確かに一理あります。誰かが教えてあげたほうが親切なのかも知れません。でも、傷ついたり、ショックを受けたり、むかついたり、激高したりするのが人間です。本人のために・・と思って言った発言でも恨まれる場合があります。

我々は買い替えが無理だと判断できた段階で、もう関わる必要は無いのです。親切心から余計な事を言い、傷つけたり恨まれたりするのは愚かです。悔しさから、「あの不動産屋は失礼だ!」とか、「最低だ!」と言われかねません。顧客を傷つけた報いです。

例えば・・「お客様、信じて下さい。あなたは絶対に買えません。あらゆる角度から検証した結果、宝くじに当たるしか方法が無いのです。」と言って感謝される事はありませんが、恨まれる可能性は高いのです。ご用心。
今だけの関係
不動産の営業は不動産だけ売っていれば良い・・と割り切って生きるのなら傭兵のような生き方となります。使い捨てです。普通に生きたいのなら、出世するための処世術や不当な扱いを受けないよう自分を守る技術も必要です。

普通に生きる事は簡単ではありません。愚かな上司の指示にも従うしかなく、意味の無い無駄な行動を強制される事もあります。会議やミーティングなど単なる一方的な通告の場でしかなく、賢者から教わる愚者を演じなければなりません。

上の者は自分を賢者だと信じて疑わず、下の者を自分より未熟な者と確信しています。影では下の者達から、「早く死んでくれないかな。あのバカ。」なんて毎日言われている事に気がついてはいません。下の者の下した評価は厳しいのです。

不動産仲介会社の者は、会社を去っても業界には残ります。同業者として顔を合わせる機会もあります。役所で・・法務局で・・銀行で・・。現在は上司でも、あるいは部下でも、同僚でも、将来は同業他社の人間になる事を忘れてはいけません。職場での関係は、今だけの関係なのです。

現在の人間関係で恨みを残せば、同業他社に転職された時に困る事になります。「あいつはもの凄いバカだよ。」とか、「あいつはリベート中毒だよ。」なんて言われます。社内で知りえた秘密なんて全て公開されると覚悟したほうが良いですよ。ご用心。


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私の日課
景気が悪い・・とても厳しい状況だというメールをいただきます。私もそう思います。人気エリアを除けば、そのような状況なのかも知れませんね。・・ま、私に言われても何もできませんが。

不況と言えば倒産のイメージですが、倒産情報は早く察知すると良いですね。建売業者の倒産は、関わった者にとっては悪夢となります。早急な対応能力が求められる時もあります。

検索エンジンで、「倒産情報」とか、「倒産情報 関東(自分のエリア)」とキーワードで検索すれば、専門の情報サイトがあります。私は「お気に入り」に登録して毎日チェックしてます。

私は新築の建売を仲介する事は少ないのですが、たまに土地を卸す事はありますので習慣にしています。それに見ていて面白いと思う事もあります。倒産は他人事では無いという人は、ご用心。
建売用地
建売用地を高く売ろうとすれば、売主もそれなりの諸条件を満たさなければなりません。、高く買う会社には高く買う条件があるのです。売買価格が高くても、高く売るための経費が発生する事になります。測量、解体、整地・・いろいろ。

逆に、売買価格が安くても、売主の手間がかからない条件で取引する事もあります。簡単に言うと、売主は何もしなくて良いから少し安く売るか?・・売主は努力もするしリスクも負うので少し高く売るか?の選択です。

癖の悪い建売業者は、値引き交渉後に価格以外の条件交渉をしてきます。いろいろな義務や経費負担を売主に負わせる条件です。売主としては、最大限の値引きを承諾してから不利な条件を突きつけられた形です。私が売主なら契約しません。

ま、契約前なら取り返しがつきます。『あんな業者だと契約前に分かっていたら契約しなかったのに・・』なんて事にならぬよう、契約前の交渉で問題点を全て把握して取り決めをする事です。

契約前に話し合い、条件が合わないなら交渉決裂というストーリーは決して悪い事ではありません。契約してから紛争するより良いのです。経験者なら理解できますよね。ご用心。
リスク
19××年・・・私は窮地にたたされていました。目の前には短刀と俎板・・数人の玄人に囲まれ、究極の選択を迫られました。「小指を切り落とすか?半殺しか?選べ!」という選択でした。

若い頃は個人的なトラブルが絶えませんでした。私の性格にも問題があり、勢い余って予想外の展開になる事もありました。そんな時でも大事には至らない事のほうが多かったのですが・・。

「指を落とす気は無い」と言いましたよ。怪我なら治りますので、そのほうが得と判断しました。選ぶ権利があっただけ幸運でした。ま、その後10分くらい遊んでもらいました。

懲りない性格ですので、その後も怪我ばかりしていました。両腕がギプスでもトイレで小便くらいできましたし、口の中が傷だらけでも流動食があれば問題ありませんでした。

今でも骨付きの鶏肉料理を食べている時には、自分の傷口から見えた白い骨を思い出します。足の指の骨は折れたまま放置したので治療費はかかりませんでしたが、変形してます。

手の腱を切断した事があり、指が1本だけ動かなくなりましたが、再手術して腱を繋いだら少し動くようになりました。1本くらい動かなくても何の問題もありませんけどね。

このブログでは、不動産取引は最大限の慎重さが要求される・・というような『警告を促す内容』の記事が多いので、慎重な性格の人が書いていると誤解している人もいるのかな?

プロの仕事だから臆病なほど慎重に対応しているのです。顧客のリスクを回避するための慎重な対応は、当然の礼儀作法です。

例えば・・賞味期限の切れた食品を自分が食べるのは自由です。しかし、顧客に売るのなら病的な慎重さが求められるのでは?「たぶん大丈夫」というレベルで対応して良いのは、自分自身だけにリスクがある場合のみです。ご用心。

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