不動産業界に限った事ではありませんが、中間管理職は苦労が絶えないようですね。とくに営業責任者は予測不能な来月の数字を上から約束させられます。

業績不振を、不景気・市況・・が原因なんて言えません。営業マンに対してキチンと指導しているのか？と聞かれて、『いえ、指導してません。』とは答える者はいません。

また、『間違った指導をした事により結果的に業績が低迷しています。』とも言えません。アレをやれ！コレをやれ！・・と思いつきで指導した事が愚策だった・・なんて事も絶対に言えませんね。

『私はキチンと指導していますが、営業マンが従わないのです。』と答える者もいるのかな？では、『誰が指示に従わないのか？』・・と問い詰められたなら、誰かが犠牲者となります。

生贄がいないと責任者が責任を追求されてしまいますからね。まだ住宅ローンも残っているし・・子供も受験だし・・路頭に迷うわけにはいかないので、１人は生贄を出さないとね。

そんなわけで、業績不振の月は退職者が増えます。使い捨ての営業は悲しいものですね。ご用心。