子供のために物件探しをしている親は多いです。親の近くに住んで欲しいという事です。親が子供のために売買物件を探している場合、購入動機というか、その背景を知る必要があります。親が資金を出すのか？口だけ出すのか？いろいろありますので。

長男の親が、長男夫婦のために家探しをしているのなら、長男の嫁さん次第です。嫁さんが嫌がっている場合、「あなたの実家の近くなんて嫌！」と素直に表現していただければ良いのですが、ご両親に気をつかい、「物件が気に入らない」と言われると不動産屋としては辛いですね。

娘さんの親が、娘さん夫婦のために家探しをしているのなら、娘さんの夫の親が水面下で反対する場合もあります。夫の親も老後の世話を期待してたりしますので、嫁さんの実家の近くに家を買う事には賛成するはずありません。表向きは、「まだ早いんじゃないの？」とか、わけわかんない理由となります。

娘さんの親が、離婚してしまった娘さんと孫のために家探しをしているなら、親は援助するつもりですので資金的に楽です。逆の言い方をすれば、親の援助なしでは無理といえます。中古マンションの安い物件ですね。小さい男の子がいたりすると、ドタバタと走り回る子供を想定して１階限定で探す事もあります。

子供のために物件探しているのに、肝心の子供に内緒の場合があります。物件を見つけてから子供に話すつもりなのです。成約確率は低いです。「勝手な事するなよ！頼んでないだろ！」なんて子供に言われて玉砕・・動いた不動産屋はマヌケ・・。

家は自分で探して自分で決めるのが当然ですが、まぁ、いろんな人がいます。昔、『お母さんに反対されたので・・』と契約をキャンセルされた事がありました。・・お母さんて・・マジですか？・・あんた・・高校生の子供がいる・・４０才過ぎた大人だろ？・・と思いましたが言えませんでした。想定外の事もあります。ご用心。