

今より少しだけ景気がマシだった時期の話です。私の取引先に、小さな不動産屋がありました。建売と買取り再販をやっていたのですが、バブル時の借金があり経営は苦しかったようでした。
私はその会社に、低額で利益率の高い物件を数多く紹介(仲介)しました。長くても3ヶ月で資金は回収できていたと思います。私から仕入れて不良在庫になった物件は一つもありません。
・・その後、その会社は倒産しました。では、数多くの取引で得た利益は?というと、・・全て銀行への返済に消えていたのです。利益は倒産する時期を遅らせただけの効果でした。
買取って転売する場合も、現金が無ければ銀行融資を利用するしかありません。お金の流れは銀行に把握されますので、利益がでたら返済を迫られるのは当然といえば当然ですね。
確実に儲かる物件を、儲けられない会社に仲介していたという事になりますね。仲介手数料にはなりましたが、なんか虚しい話です。銀行の債権回収に協力しただけのように思えるからです。
・・その会社が倒産してしばらくすると、会社があったビルには、『テナント募集』の看板が設置されました。時が経てば、そこに小さい不動産屋があった事など忘れ去られるのでしょう。
私はその会社に、低額で利益率の高い物件を数多く紹介(仲介)しました。長くても3ヶ月で資金は回収できていたと思います。私から仕入れて不良在庫になった物件は一つもありません。
・・その後、その会社は倒産しました。では、数多くの取引で得た利益は?というと、・・全て銀行への返済に消えていたのです。利益は倒産する時期を遅らせただけの効果でした。
買取って転売する場合も、現金が無ければ銀行融資を利用するしかありません。お金の流れは銀行に把握されますので、利益がでたら返済を迫られるのは当然といえば当然ですね。
確実に儲かる物件を、儲けられない会社に仲介していたという事になりますね。仲介手数料にはなりましたが、なんか虚しい話です。銀行の債権回収に協力しただけのように思えるからです。
・・その会社が倒産してしばらくすると、会社があったビルには、『テナント募集』の看板が設置されました。時が経てば、そこに小さい不動産屋があった事など忘れ去られるのでしょう。


不動産の査定といえば・・依頼者は所有者で、不動産を売る時のための準備というのが理想的ですが、そうでない場合もあります。今日は、『そうでない場合』の話です。
○購入予定者・・お隣さん同士で直接に土地を売買するケースで、売買価格を決めるために相場を調べている事があります。これは、けっこう多いですね。購入予定者から依頼される事もあります。査定しても仲介依頼はありません。『素人同士の契約は危険ですよ!』と言って介入する業者も多いです。
○金貸し・・査定依頼があり、現地に行って見ると、クロコダイルのセカンドバックに派手なスーツ・・人相も悪く、所有者ではない人が待っていた・・なんてケースもあります。金を貸したのに返さない者の不動産を換金する目的で査定を依頼したケースですね。所有者でなければフェードアウトが吉。
○弁護士事務所・・FAXやインターネットで査定依頼があり、よく調べてみると相手のFAX番号は弁護士事務所だった事があります。離婚か任意売却かは判りませんが、所有者は不動産の処分を弁護士に依頼して、そこの事務員か誰かが下調べのため無料査定を申し込みしたのです。
○最近、買っちゃった人・・最近に購入した家を、もし売ったら、いくら位になるのかなぁ~・・なんて興味で査定依頼をしてくる人もいます。『売る気は無いんだけど、無料って書いてあるから・・』と言われて真剣に査定する営業は少ないと思いますけどね。
ま、いろんな人がいます。今後は『幸せな買い替え』より、『不幸な財産処分』の査定が増えるような気がします。しかし・・不幸な査定で、査定する側も倒産寸前なら笑えない話ですね。ご用心。
○購入予定者・・お隣さん同士で直接に土地を売買するケースで、売買価格を決めるために相場を調べている事があります。これは、けっこう多いですね。購入予定者から依頼される事もあります。査定しても仲介依頼はありません。『素人同士の契約は危険ですよ!』と言って介入する業者も多いです。
○金貸し・・査定依頼があり、現地に行って見ると、クロコダイルのセカンドバックに派手なスーツ・・人相も悪く、所有者ではない人が待っていた・・なんてケースもあります。金を貸したのに返さない者の不動産を換金する目的で査定を依頼したケースですね。所有者でなければフェードアウトが吉。
○弁護士事務所・・FAXやインターネットで査定依頼があり、よく調べてみると相手のFAX番号は弁護士事務所だった事があります。離婚か任意売却かは判りませんが、所有者は不動産の処分を弁護士に依頼して、そこの事務員か誰かが下調べのため無料査定を申し込みしたのです。
○最近、買っちゃった人・・最近に購入した家を、もし売ったら、いくら位になるのかなぁ~・・なんて興味で査定依頼をしてくる人もいます。『売る気は無いんだけど、無料って書いてあるから・・』と言われて真剣に査定する営業は少ないと思いますけどね。
ま、いろんな人がいます。今後は『幸せな買い替え』より、『不幸な財産処分』の査定が増えるような気がします。しかし・・不幸な査定で、査定する側も倒産寸前なら笑えない話ですね。ご用心。


ま、いろんなメールをいただきます。『独立しないのですか?』という質問をされる事もあります。宅建と数百万の金があれば最低レベルでの独立はできます。そのレベルからスタートした仲間もいます。成功確率は悪くないようです。無理しなければね。
独立をするなら個人事務所で、同業者へのアドバイザーみたいなのが良いですね。半年とか1年契約で仕事をするのが理想です。ベテランの経営者には不要の存在ですが、経験不足の経営者もいます。実際に経営者様からの相談事も多いです。
他業種の会社が不動産業を始めるケースもありますね。そのような会社と半年ごとの契約でアドバイザーとして働く・・なんてのが良いですね・・最高・・。創業者にボンクラ息子の教育係として雇わる・・最悪・・無理無理・・。ま、とにかく、短期間なら日本全国どこでも行けるし、楽しそうでしょ?
まぁ、能力が一番の問題ですけどね。報酬を払うメリットが大きいかどうかです。私には営業力などありません。何かできそうで何もできないかもしれません。ただ、人の役に立つ仕事をするのなら、同業者の役に立ちたいと思っています。
『独立しないのですか?』という質問が多いので、『こんな形の独立なら面白いかも・・』という世間話です。不動産屋の社長になる気はありませんし、そんな器量もありません。私の人生は転職人生です。七転び八起き・・という言葉がありますが、私の場合は十七転び十八起きです。
転び続けるもの疲れますが、ま、いけるとこまで行くスタンスです。
独立をするなら個人事務所で、同業者へのアドバイザーみたいなのが良いですね。半年とか1年契約で仕事をするのが理想です。ベテランの経営者には不要の存在ですが、経験不足の経営者もいます。実際に経営者様からの相談事も多いです。
他業種の会社が不動産業を始めるケースもありますね。そのような会社と半年ごとの契約でアドバイザーとして働く・・なんてのが良いですね・・最高・・。創業者にボンクラ息子の教育係として雇わる・・最悪・・無理無理・・。ま、とにかく、短期間なら日本全国どこでも行けるし、楽しそうでしょ?
まぁ、能力が一番の問題ですけどね。報酬を払うメリットが大きいかどうかです。私には営業力などありません。何かできそうで何もできないかもしれません。ただ、人の役に立つ仕事をするのなら、同業者の役に立ちたいと思っています。
『独立しないのですか?』という質問が多いので、『こんな形の独立なら面白いかも・・』という世間話です。不動産屋の社長になる気はありませんし、そんな器量もありません。私の人生は転職人生です。七転び八起き・・という言葉がありますが、私の場合は十七転び十八起きです。
転び続けるもの疲れますが、ま、いけるとこまで行くスタンスです。


このブログには『怖い話』というカテゴリーを設けていますので、怖い体験でまだ書いてなかった話を追加します。何かが起きたわけではないのですが、怖かったのです。いわゆる『FAX査定』で依頼のあった中古住宅を査定した時の話です。
そこでは過去に自殺があり、一般消費者に売るのは難しいので、『なんでも買う業者』を連れて行きました。その会社は自殺物件OKです。物件の1階と2階は普通に案内したのですが、最後に地下室の階段を下りている時、社長さんは、『怖いなぁ・・下は見なくていいや・・』と言いだしたのです。
私は、『えっ?一応見て下さいよ。見れば良かったなんて事になりますよ。!』と言ったのですが、『買う買う。問題なし。』と言って引き返してしまったのです。私は見る必要があるため、一人で地下室へ下りました。契約が前提でしたので、付帯設備表や現況確認書を作成するためのチェックです。
上のほうに小さくて横長の窓がありましたが、ほとんど何も見えません。懐中電灯を片手に室内のチェックをしたのですが、その数分間が怖かったです。もし、テレビに出てくる霊能者が同行していたら、『あそこの端で、こちらを見ていますね。この家で亡くなった人です・・』と言うような雰囲気でした。
今までにいろいろな事故物件を拝見しました。首吊り・・餓死・・切腹・・変死・・ここは一番人気の首吊りでしたが、地下室という雰囲気が怖さを倍増させたのですね。ついでにもう一つ・・中古マンションで起きた変死で、フローリングに人の後がついた物件がありました。発見の遅れにより遺体から出る油や水分が染みてしまったのです。これも怖かったです。
そこでは過去に自殺があり、一般消費者に売るのは難しいので、『なんでも買う業者』を連れて行きました。その会社は自殺物件OKです。物件の1階と2階は普通に案内したのですが、最後に地下室の階段を下りている時、社長さんは、『怖いなぁ・・下は見なくていいや・・』と言いだしたのです。
私は、『えっ?一応見て下さいよ。見れば良かったなんて事になりますよ。!』と言ったのですが、『買う買う。問題なし。』と言って引き返してしまったのです。私は見る必要があるため、一人で地下室へ下りました。契約が前提でしたので、付帯設備表や現況確認書を作成するためのチェックです。
上のほうに小さくて横長の窓がありましたが、ほとんど何も見えません。懐中電灯を片手に室内のチェックをしたのですが、その数分間が怖かったです。もし、テレビに出てくる霊能者が同行していたら、『あそこの端で、こちらを見ていますね。この家で亡くなった人です・・』と言うような雰囲気でした。
今までにいろいろな事故物件を拝見しました。首吊り・・餓死・・切腹・・変死・・ここは一番人気の首吊りでしたが、地下室という雰囲気が怖さを倍増させたのですね。ついでにもう一つ・・中古マンションで起きた変死で、フローリングに人の後がついた物件がありました。発見の遅れにより遺体から出る油や水分が染みてしまったのです。これも怖かったです。
