ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

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謝礼
不動産会社では営業補助としてパートさんを雇用し、チラシの印刷や接客、その他の雑務を任せる事があります。パートさんの功績で成約に至った場合、時給とは別に報酬を支払う事もあります。

ある会社では、営業を補助するパートさんの功績で成約に至った場合、営業職が自分の歩合報酬から謝礼を渡す慣習がありました。本来は会社の規定により会社から支払うシステムでしたが・・

そのための社内書類、社内手続きが面倒なため、営業マンが自腹で払う慣習が生まれたようです。まぁ、多くても1万円か2万円程度でしたので、景気も悪くなかった時代なら珍しくも無い話です。

そんなある日・・ある営業マンがパートさんに謝礼を渡す事になりました。その営業マンは、他の営業や事務職が全員いる時間を見計らい、『契約のお礼です。』とパートさんに謝礼を渡しました。

(どうせ支払うなら、みんなが見ている時に渡したほうが、カッコいい・・)と思ったのかな。パートさんは恐縮しながら受け取っていました。周囲の者達は、『金払いがいいねぇ!』と笑ってました。

後日、別の営業マンもパートさんの功績により成約しましたので、謝礼を払うことにしました。その営業マンは周囲に誰もいない時を選び、謝礼を渡しました。その時にパートさんから言われました。

『ありがとうございます。・・この前、他の営業さんから頂いた時は、とても恥かしかったです。それに、みんなの前で誇らしげに渡されても、感謝の気持ちは伝わりませんでした。』という話でした。

その後、その営業マンは美人のパートさんに信頼されて仕事がやりやすくなりました。同じお金を払ったのに、一人は信頼を失い、一人は信頼された話です。信頼プラス・・いや・・やめとこう。(笑)
意地悪
私も不動産業界で働きながら数多くの社長さんと出会いましたが、最も意地悪な社長さんが測量士に仕事を依頼した時の話です。皆さんの周囲にいる『意地悪な社長さん』と比べてください。

社長さんが知人から土地の処分を頼まれ、測量の手配も同時に依頼されました。そこで社長さんは地元の測量士に見積もりを依頼して、たしか40万円位だったかな?まぁ、普通の金額でした。

そこで社長さんは、『40万?だったら、20万位上乗せしてキックバックしろよ!』と言ったのです。測量士も、『それは、ちょっと無理です。』と答えました。しかし!その社長さんを舐めてはいけません。

『なんだと!テメェんとこに今までどれだけ仕事回したと思ってるんだよ、舐めやがって!・・(中略)・・テメェみたいな恩知らずの馬鹿野郎なんか二度と使わねぇよ!』と罵倒して電話を切りました。

測量士も中途半端に関わってしまったためか?脅されてビビッたためか?・・まぁ、いろいろあり、最終的には自分の報酬を減額し、その社長さんに20万円を支払ったそうです。酷い話ですね。

また、別件ですが、賃貸管理している空店舗の前に道路工事の車両が無断駐車していた事がありました。その社長さん、すぐに車両にペイントされた社名と電話番号を確認して先方へ電話しました。

『役所の仕事を請け負ってるんだろ!役所に苦情の電話するぞ!迷惑料もって今すぐ謝りに来い!』と怒鳴りました。現場監督は封筒もって謝りに来ました。封筒の中身は20万円だったそうです。

こんな性格だから営業が入社しても3日ともちません。30年間で数百人の営業が入社直後に辞めてます。その会社で2年もった営業は30年間で5人以下です。そのうちの1人は・・まぁ、いいか。(笑)
精神年齢
テレビに映る自分と同年代のタレントや歌手を見て、(老けたな・・)と思うことがあります。これって、かなりショックです。しかし、精神年齢は同時進行ではありません。人それぞれ違いがあります。

私なんか精神年齢は19歳位で止まっているような気がします。体も19歳で止まってくれたら嬉しいのですが、そうはいきませんね。若い頃は風邪とは無縁でしたが、最近はよく風邪をひきます。

視力も落ちましたが、これはパソコンが原因かな。そういえば不動産仲介の営業職もパソコンやってる時間が長いですよね。営業活動よりパソコンでチラシ作ってる時間のほうが長い者もいるでは?

若者も、永遠に若いわけではありません。これは会社内の平均年齢にもよりますが、私の場合は30代前半までは、『若い人』という扱いでしたが、30代後半になるとすぐに、『おっさん』扱いでした。

私の個人的な考えですけど、世間で言われている精神年齢って無いと思うのです。無いというより、その言葉の意味する成長過程って、年齢と同時進行で語るほどの進化では無いと思うのです。

無理矢理に年齢と同時進行で語るとしても、精神年齢30歳以上は無い・・という感覚です。あとは時が勝手に流れるだけで、その期間に得た経験の積み重ねで物事に妥協が生まれる程度かな。

幅広い年齢層の女性と交際してきた者の話ですが、どの年齢層の女性も交際してみると、みんな若いと言うのです。みんな精神的には少女であり、オバサンなんか一人もいないと断言してました。

そういえば、私の古い知人が、『若い女とデートしたいな』と言うので、『アンタ60歳でしょ?』と言うと、『この気持ちが無いと生きてる意味ないし・・』とのことでした。この人も精神的に19歳かな。(笑)

背徳の報酬・ハイエナ達の宴
19××年・・同業者が仕入れた中古物件には、全ての家財道具が置きっ放しでした。いわゆる相続物件です。昨日の話と同様で、家財道具から家電製品、茶碗、箸・・全て残置した状態でした。

しかし、残存物の処理も全て買主が行うという条件で仕入れをしたので問題はありませんでした。その費用分は値引きした価格で売買したのです。・・で、引渡しも無事に終わりました。その後・・

仕入れをした業者に呼ばれて物件に行きました。ゴミの引き取り業者が来る前に、『欲しい物があったら、取り放題!』という企画です。相続物件に残置された遺品です。まぁ、不謹慎な話ですね。

いずれにせよ、その日を過ぎればゴミ処理されます。残置物は物件を買い取った不動産業者に所有権がありますので、法的には問題はありません。まぁ、現金でも発見されたら問題ですけどね。

でも、貴重品は既に売主が持ち去っています。買主の業者も契約前にサラッと内見はしていますが、家具は確認しても家具の中身は未確認でした。・・ま、そんな状況で宝探しは開始されました。

それぞれが興味のある物を探しました。しばらくすると一人が複数のカメラを発見しました。もう一人もテレホンカードの束を発見!私は言うまでもなく、着物(和服)を発見!みんな収穫がありました。

それぞれが換金して誰が一番高いか?を競うこととなりました。テレホンカード約100枚と、古いカメラ約10台、着物5枚か6枚・・結果は、テレホンカードが4万弱で、カメラが3万弱、着物が5万かな。

テレホンカードは500円未使用でも350円~420円、カメラはカビの除去・分解消毒費用を差し引きされて二束三文、着物は運、不運がありますが、まぁまぁの価格・・よって、着物の勝ちでした。(笑)

得たお金を残置物の処分費用に使えば自分達を正当化できたのですが、飲み食いする事となり酒と料理に化けました。私は酒を飲みながら、(死肉をあさるハイエナに似ているな・・)と思いました。

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