ブログ版/不動産業界の歩き方
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売主の余命
今、旬な話題といえば『おくりびと』ですが、不動産業者は人が亡くなったと聞くと、遺言・・死亡・・遺産分割協議・・相続登記手続き・・相続税・・売却・・という類のキーワードが思い浮かびますね。

余命が残り少ない人から不動産売却の依頼を受けた事も何回かあります。。しかし、仲介する側としてはスリリングです。病気で亡くなりそうな売主の物件を売り出して、運良く契約できたとしても・・

引渡し、決済まで生きているかが不安です。途中で亡くなると面倒なことになります。違約金の発生・・当事者死亡・・相続・・なんて考えただけで疲れます。だから、不動産売買契約書の特約欄には・・

売主側が白紙解約できる期間を定めて、その期間内に決済する方法となります。実際にそのような取引を何回かしました。契約~決済までの期間をなるべく短くして緊張した日々を過ごしました。

契約前に担当医師に聞くと、『3ヶ月位は大丈夫です。』と言っていたのに、契約後に聞くと、『いつ亡くなっても不思議ではありません。』とか、『今週もつかどうか・・』なんて言われた事もあります。

なんとか決済日まで生存していても、司法書士が『再度、意思確認したい』と言い出すことも・・枕元で、『売りますよ!ウ・リ・マ・ス・ヨ!いいですか!』と再確認したことも何回か記憶にあります。

無事に引渡し・決済が終わると、『セーフだった・・』と安堵します。不謹慎な話ですが、(フーッ・・これで、いつ亡くなってもらっても・・)なんて思うこともあります。・・そして最後に疑問は残ります。

不動産を売って得たお金を本人が使わず亡くなるケースが多いのです。葬式代にしては高額ですしね。・・まぁ、身内の事情でしょう。亡くなってから売るとなると、困る人や損する人もいるのです。

取引が終わり、しばらく経った頃に売主の親族から電話がきますが、用件は聞く前に分かります。売主が亡くなったという知らせです。取引は無事に終えている・・しかし、何故か虚しさを感じます。

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