ブログ版/不動産業界の歩き方
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折込部数
新人の話です。その不動産会社に入社して、初めて新聞折込用チラシを社内で印刷していた時、社長から、『印刷枚数は発行部数の8割で良い』と指示されました。社長にその理由を聞くと・・

新聞の発行部数は水増しされていて、実際に配布される枚数は公表されている数の8割以下だから、ピッタリの数字で持ち込んでも2割は捨てられるし、広告配布料も無駄になる』とのことでした。

いわゆる『押し紙』問題です。新聞社がノルマ必達のため、新聞販売店へ実際の配布数より多く搬入することを『押し紙』といい、販売店としても、広告配布料を水増し分だけ多く得ることができます。

これが事実なら、余った新聞とチラシは廃棄されるという事ですね。この水増し割合は3割~4割とも言われています。もちろん言うまでもありませんが、全ての新聞社が『押し紙』を否定してます。

新聞購読者には実害がありませんので興味のない人もいるとは思いますが、不動産屋は毎週、大量に新聞折込チラシを実施していますので、『じつは、2割は捨ててました』と聞けばキレますよ。

・・で、話を戻しますが、社長が、『印刷枚数は、発行部数の8割で良い』と言った意味は、『最初から8割しか持ち込まなければ、広告配布料も水増しされず損をしない』ということです。しかし・・

他社に聞くと、『公表された部数を持ち込めば、万が一、配布されていない家があった時に文句を言えるけど、8割にすると、配布されてない家があっても文句がいえないよ。』・・と言われました。

いずれにしても、『押し紙』が事実なら、真実の数字を公表して、広告配布料を値上げしたほうがマシです。紙代・インク代・トナー代・余計に印刷する時間・労力・電気代の無駄だけは解消できます。

まぁ、この問題が解決される前に新聞は無くなると思います。テレビ番組はテレビで見れる時代です。全世帯がテレビを買い換えたら終りでは?地デジ効果→新型テレビ普及→新聞終了です。

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