ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

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そろそろ月末
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適性
○就職や転職に関する相談のメールを頻繁にいただきますが、その中でも、業界未経験者から、『大手と地場業者のどちらが良いか?』という内容のご相談が本当に多いです。不動産仲介業に関してですが、就職の目的が【仕事を覚えること】や、【稼ぐこと】であれば、大手のほうが良いとお答えしています。

もちろん、応募して採用されるなら・・の話ですけどね。仕事を覚えるために必要なのは経験(取引数)で、稼ぐために必要なのは契約(取引数)で、どちらにしても、数多くの取引をする必要があります。だから、【どちらが良いか?】は、【どちらがたくさん契約できるか?】と同じ意味なんですよ。

ただ、忘れてならないのは・・応募して→採用されて→順調に契約できたとしても→本人の適性に無理があると・・長続きはしません。ま、普通でも3年、長くて5年くらいで営業マンが入れ替わる大手系不動産仲介会社が多いです。そうでない会社もあると思いますが、そんな会社も多いと思ってください。

・・で、その適性ですが、いわゆる性格的な【向き・不向き】です。大手(大手系列会社/大手の子会社)は、書類に細かく、報告書の数もかなり多いです。毎日の予定や、毎日の結果報告・・これだけでも、【訪問件数・電話した件数・案内の件数・他】などの詳細があり、書面もしくはネット上で処理(報告)します。

そんなの日常的でなんでもない普通の事です。それより、週の報告・月の目標と結果報告・四半期・半期・年間の目標と結果報告があり、それぞれに細かい取り決めや慣習があります。契約予定が入っても、契約の準備をして契約・・なんてわけありません。契約内容について審査があり、専用の書式で申請して、OKをもらわないと契約はできません。

売主がOK・・買主がOK・・客付け業者もOK・・で、物元の自分が、『会社の許可が得られませんでした。契約はできません。』と謝罪するはめになった経験もあります。その時は・・自分の会社が仲介から抜けたので・・客付業者が両手になり、客付業者から感謝されましたよ。(笑)

ミーティングや会議も頻繁にあります。数字が悪いと、かなりカッコ悪いです。数字の悪い月が3ヶ月も続けば・・本社で研修とか・・反省文とか・・転勤とか・・いろいろなプランが用意されています。ま、とにかく何事にも細かいので、大雑把で細かい事が苦手な人は・・自分を変えて対応するか?・・辞めるか・・となります。

細かさでは、銀行系の不動産仲介会社は他の追随を許しません。他の大手系不動産会社の細かさとは比べ物になりません。定期的に本社の監査もあります。過去の契約書類をぜんぶチェックされて、アレコレと指摘されます。印鑑の押し忘れなんかあったら・・もらいに行くか・懇願しまくって始末書です。(笑)

買付証明~契約書~引渡し決済の書類まで、全て同じ印鑑が使われているか?もチェックされます。印鑑が違うと・・営業マンが3文判を買ってきて、偽造した書類に記名押印した可能性がある・・と疑われるわけです。ま、そんな環境に慣れて、普通に仕事ができる日々が続いても・・何故か胃が痛い・・何故か眠れない・・

毛が薄くなった・・下痢が続く・・なんてかんじで、ストレスが表面化します。会社の厳しすぎるシステムに、知能が順応しても・・体は拒否をしている・・って事です。ま、仕事を覚えるには良い環境といえるし、稼ぐのにも良い環境です。でも、適性があるか?・・は別ですよ。ご用心。
都合の良い数字
○人は世の中を語る時、統計の数字とかデータを根拠にしますが、その数字自体の信憑性についてはスルーしているんですよね。統計の数字やデータなど、私はまったく信じていませんよ。統計やデータには条件があり、その条件に曖昧さがあったり、都合の良い数字だけ拾い、都合の悪い数字は排除できるなら・・どーでもいい数字です。

○自殺者の数が毎年発表されますが、そもそも自殺者のカウント方法って?・・遺書の有無で判断するなら・・遺書の無い自殺は不審死です。飛び降りや飛び込みも事故の可能性があるから排除・・薬の大量摂取も、間違って飲んだ可能性があるから排除・・ってかんじで、明らかに自殺と断定できる数字だけを拾った統計なら・・現実はその数倍・・もしかしたら10倍かもしれません。

自殺する時に遺書を書く人って・・よくわかんないけど、10人に1人位では?放火による火災の件数も、警察と消防では違いがあると聞いた事があります。警察は放火としてカウントすると=捜査する義務が生じます。ま、それぞれの立場で、数字が違ってくるのもわかる気がします。

○賃貸物件の空室率が改善した・・と聞けば、景気回復かな・・と思いがちですが、空室になってから・・その空室が成約するまで、以前の契約と同じ賃料で募集して、その賃料で成約したのなら、改善したと言えますが、空室になり、賃料をガンガン値下げして成約に至ったのなら・・

そりゃ、成約しても、改善なんかしてませんよ。(笑)賃料が以前と同じでも・・敷金や礼金、保証金や権利金をメチャクチャ値下げ・・半年分の賃料をサービス・・なんて条件なら・・実質的には大幅な値下げです。

ま、何が言いたいのかと言うと・・数字を根拠にしたニュースの見出しを信じるな!・・って事です。激減!とか激増!とか、回復の兆しとか、やや上昇とかね。最初に結論ありきで、最初から結論は決定していて、その結論を裏付けるのに都合が良い数字だけを拾い集めた統計は星の数ほどありますよ。

年末が近くなると、各家庭のおせち料理の予算・・なんてのがテレビ番組で話題になります。インチキ臭い街頭アンケートか何かで・・3万円以上が3割とか、2万円以上が4割とかね。・・という事は、3万円以上を含む2万円以上が7割・・って話ですよ。信じますか?(笑)
雑談145
○私が暇つぶしで電話できる親しい相手は60代が多いです。・・というのも、私が新人の頃、20代の仲間は少なく、一番年の近い人で35歳位で、大半は40代より上だったので・・私が40代になれば仲間は60代になります。・・で、私の仲間達ですが、60代の営業マンはいないわけで、みんな社長さんかブローカーなどの自営業者です。

知人の社長さんがボヤいてました。『・・の社長が引退するそうだ・・いいよな・・引退できて・・俺なんか、まだ自社ビルの借金が残っているから、しばらく引退できない・・借金が終わったら、ここも賃貸に出して賃料を年金代わりにするつもりだよ・・先の話だけどね。』って話でした。

それと・・『俺が年をとると、出入り業者も年を取るわけで、次々と引退したり他界したりして、出入り業者が減ってきた。・・若い年代の業者は若い仲間がいるので・・俺らなんか相手にしないので、同業者との付き合いは減る一方だよ。』という寂しい話もしていました。

聞いているだけで寂しくなる話でしたが、他人事ではありません。私の仲間も既に何人か他界していますし、引退した者もいます。不動産営業マンは20代と30代が主役の時代です。40代より上の者は業界で生き残る事さえ簡単ではありません。自分だけ生き残っても・・仲間が生き残るとは限りません。

若い頃は良かったな・・と思いますよ。30代が楽しかったです。大手にいて、地場業者が自分より格下に見えて・・会社の看板でたくさん契約して、『俺は天才だ!』と思って、自分以外はバカに見えて・・オッサン連中も無能に見えて・・いい気分でしたよ。(笑)

でもね・・『このまま、ずーっと高収入を維持できるはず!』というカン違いだけはしなかったのが救いです。そのような過信をした仲間達は高い価格の家(戸建て・マンション)を買い、現在は手放しています。冷静に考えれば分かる事ですよ。元気のある30代の時期の稼ぎが・・ローンを払い終える70代まで続くわけがありません。

良い時期は短いのです。ご用心。

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