ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
ニュース
○インターネットで、「不動産業界のニュース」や「不動産関連情報」を見ることがありますが、その内容を心から信じた事は1度もありません。それは、私がへそ曲がりで疑り深い性格だから・・というわけでもないんですよ。

ニュースや、情報は、「事実+解説」で構成されていて、その「解説」の大半は、「予測・推測・感想」も含まれています。その「予測
・推測・感想」は、情報を発信する会社の「スポンサー」の意向が強く影響しています。

スポンサーに都合の良い数字を拾い、あるいは都合の良い情報をピックアップして、ニュースを作る場合もあります。不動産情報系のニュースの多くは、不動産情報サイト、業界紙等のウェブサイトが発信元ですが、不動産情報サイトや業界紙は、不動産会社が広告の依頼主です。

たとえば、マンション分譲会社がスポンサーであれば、「マンション即日完売」「人気のマンション」・・等の記事が多くなります。拾ってくるデータも、「前年比○○%増」とか、都合の良い数字で構成されます。「オリンピックの後はゴーストタウン化?」なんてニュースは間違っても掲載できません。(笑)

空家問題も、「空家が増える」という事については正しい推測ですが、それに付け加えて、「中古物件の有効活用」という流れで文章が組み立てられます。不思議でしょ? 空家が増えても、空家を解体すれば空家が減ります。

しかし、それでは解体業者しか儲かりません。リフォームして賃貸すれば・・リフォーム会社と不動産会社が儲かります。でも、現実的には、「人」が減っているから空家が増えるわけで、リフォームしても、住む「人」がいなければ無意味です。

たとえば、人口が減っているゴーストタウンで空家をリフォームしても無駄なのです。ま、そんなかんじで、情報やニュースは味付け次第でどうにでもなるって事です。騙されないようにね。ご用心。
雑談39
○会社の同僚達(4~5人程度)と酒を飲むのは好きでしたが、大きい会社で他の支店の営業マンとか、本社の営業マンとか・・普段は顔を合わせないメンバーと同席するのは嫌いでした。カンタンにいうと、「知らない営業マン×大勢」の会合が嫌いです。

不動産仲介の仕事は単独行動が多く、逆にいうと、チームプレイが苦手な者が集まりやすく・・そんな事も関係してか?不動産仲介営業マンは、自分勝手で自己中心的な者が多いんですよ。私を含めて。(笑) ・・で・・

そんなのが大勢集まっただけで異様な雰囲気ですが、酒なんか飲んだら、それぞれが自己主張を始めます。心の中で、(俺のほうが上だ!)とか、(あの野郎、気に入らない!)とか、(むかつく!)とか・・自分の心の中で思っている事が顔にでます。時間が経つと、顔にでるだけでは済まず、言葉になります。(笑)

それでも・・言葉だけならマシで、最悪の場合・・手や足がでるケースもあります。(笑) 時には上司でさえ餌食になるケースもあります。「性格的に群れを嫌う者」を集める行為自体が愚かなのかもしれません。

不動産仲介営業マンは、高確率で・・(集団の中で自分を抑えて上手く立ち回る事ができる性格だったら、別の人生があったのに・・)と思う日がきますよ。(笑) ま、ご用心。
雑談38
○毎日が忙しく、時間が過ぎるのが速く感じます。知ってのとおり、フルコミ稼業と古物商とかけもちの日々ですが、不動産会社には毎日出勤(?)しております。不動産屋のほうは・・あいかわらず賃貸(賃借人)のトラブルが多いので飽きませんよ。(笑) 

最近は賃借人の孤独死の問題より、賃借人が事件を起こして逮捕・・ってケースが目立ちます。それと、心の病をかかえた入居者も増えています。ニュースでは、「介護現場で深刻な人手不足が続く・・」なんて言ってますので、今後は孤独死も増えるし、連動して、不動産屋の苦労も増えるのは確実ですね。

不動産屋は、景気の良い時期は大儲けできて楽しいですが、今後は苦労ばかり増える可能性が高いですね。そういえば、景気についてですが・・不景気なニュース・・ぜんぜん流れないですね。ある意味、「凄いな・・」と感心します。日本全体が好景気みたいな錯覚をしそうです。(笑)

○月末ですね。1件、地方銀行にローン申込中のお客さんがいますが、承認に時間がかかってます。事前打診を通っているとはいえ、時間がかかると不安です。地方銀行は都市銀行よりキツイ傾向があるので、もしもダメだったら、次は都市銀行かな。
雑談37
○葬儀屋の料金が値崩れしているようですね。昔は100万とか200万とか当たり前・・現在では数十万のプランがあります。探せば激安プランもあることでしょう。葬儀屋も寺の坊さんも昔は暴利を得ていたわけですが、もう終わりですね。

寿司も回転寿司・・床屋も1000円床屋・・利益率の高い業種って・・「もっと安くできるはず!」と思う新参者に相場を崩されて、最終的には大手だけが生き残る流れですね。「もっと安くできるはず!」と思って相場を崩した新参者も大手に潰されてしまい、結果的に「価格崩壊を手伝っただけです。

不動産仲介も同じですよ。「手数料が高すぎる!当社は手数料50%OFF」という者が現れて、次には、「当社は買主の手数料無し!」という者が現れて、賃貸は「敷金0・礼金0・手数料0」とか、「フリーレント」とか、そんなかんじで利益率を下げています。

ま、それで生き残れば意味もあるけど、最後は「薄利」で潰れます。ま、それが時代の流れと言えば、納得するしかないですけどね。全ては競合と情報の影響ですよ。

不動産価格の話ですが、昔は・・同じ地域の同じ程度の物件で、一つは3,000万円、もう一つは4,000万円の2物件があったとして、距離は数百メートルしか離れていないとして・・4,000万円の物件を紹介された人が、3,000万円のほうの物件を見つける事ができなかったんですよ。

今は確実に発見できます。・・で、希望する物件は消費者が自分で探せるし、手数料がかからない物件も豊富です。建売屋が相場より高い物件を売るのは困難だし、仲介会社も手数料を下げて、サービス内容は充実、責任は重たくなるばかり・・って流れになれば、地場業者の勝ち目はありません。

○営業マンの腕が良いとか、悪いとか・・そんなの関係ない時代になりつつあります。少なくとも、チラシで呼んで、物件案内で市中引き回して、店に連れて帰ってきて、クロージング・・なんて営業手法が得意でも、生き残るのは難しいと思います。

ま、そのタイプの営業マンは、若くても現在40代なので、リストラされて全滅しているとは思います。ただ、独立して社長さんになっているケースは多いので、その会社の営業マンは苦労している事でしょう。「客を呼び込め!」 「夜訪(訪宅)しろ!」 「案内(アポ)取れるまで帰るな!」・・ってね。(笑)ま、ご用心。

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