ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
雑談83
○昔ですが、ある小さな不動産屋に勤務していた時の話です。たしか、固定給25万円+歩合10%だったかな。で、自動車の持込手当てが別途2万円支給で、ガソリン代含みでした。

ま、ガソリン代が足りる程度でしたので、車検代や税金、オイル交換やタイヤ交換などもかかるので、(社員なのに自腹かよ・・割りにあわないな・・)と思ったものです。

○大手系の会社に勤務していた時、同じような事を思った事があります。経費については会社が全額負担するので不満はありませんでしたが、とにかく勤務時間が長くて、早くて21時、普通で22時、遅いと23時オーバーで、休日出勤もあったし、本当に疲れました。

・・でね、体調を崩す者もいたので、上記の「自動車」のことを思い出したのです。月の給料は支給されているけど・・疲労で体を壊したり、事故を起こしたり、心の病気になったり・・

あるいは、仕事に時間を奪われてプライベートが犠牲になり・・人によっては、恋人にふられたり、婚期を逃したり、家庭がうまくいかず離婚したり・・友人や知人と疎遠になったり・・

会社が死ぬまで面倒をみてくれるわけでもなく、数年程度の在籍で、その在籍期間に失ったものは返してもらえません。その会社を辞めた後に・・たとえば、健康状態が戻るとは限りません。別れた恋人や、あるいは家族が戻ってくるわけではありません。

年齢の問題もあります。たとえば、最も稼げる30代を稼げない会社で過ごしたり、再就職可能な年齢をダメな会社で過ごして・・その会社を辞めた後・・稼げない状況になれば大損です。残りの人生にすーっと影響するリスクやデメリットと引き換えに得られるのが【給料】・・と考えると、かなり損な気がしました。

そんな事を思っていた頃・・給料が入る度に贅沢をしている仲間達を見て、(こいつら・・いろいろなものと引き換えに得た金だと・・気がついてないんだろうな・・)と思いました。仕事ばかりして・・婚期を逃して得た金で高級スーツを買う女・・家族と過ごす時間を犠牲にして、離婚リスクを受け入れる事と引き換えに得た金で高級腕時計を買う男・・

ストレスで酒ばかりのみ、健康を害す事で得た金で酒を飲みにいく者・・みんな共通して、幸せを失う事と引き換えに得た金を無駄金を使っているって事かな。 私は当ブログで、『不動産営業マンは稼げる』と書いた事はありますが、『幸せになれる』と書いた事は1度もありません。不幸になるリスクは沢山書いてきたつもりです。ま、ご用心
雑談82
○私が新人の頃は、40代の営業マンなんか普通にいて、50代もゴロゴロいました。だから安心していたんですよ。「こんなオッサンでも勤まるなら、こりゃ、先々、安泰だな。」ってね。(笑)・・しかし、世の中も業界も激変して、中高年の仕事は減り、営業マンの平均年齢は下がる一方です。

年齢と経験の関係って、よく考えると面白いですね。経験をすればするほど年をとるわけで、たくさん経験すると・・営業マンとしての需要はなくなるわけです。だって、【経験40年】なら、たぶん60歳以上でしょ?(笑) では、未経験が良いか?・・というと、戦力にならないので、それはそれで問題があります。

【最低限の経験がある若い人】や、【若い未経験者で宅建アリ】なら、就職に困る事はないかな。最強なのは、【経験5年くらいの30歳前後~経験10年くらいの30代前半】ですね。・・で、それ以降はだんだん価値が下がっていく・・ま、そんなかんじです。

○若い人が羨ましい・・と思う事もありますが、不動産の仕事においては、そうは思いません。だって、現在の不動産営業って、面白さに欠けるというか・・誤解を恐れずに言えば・・普通のサラリーマンの仕事なんですよ。ま、良い傾向ですけどね

私の世代は、同業者とのトラブルで口喧嘩になるのは日常茶飯事で、かなり熱かったですよ。地場では、営業マン同士のトラブルが会社対会社のトラブルになり、トップ会談で話をつけるとか、トラブルが大きくなればなるほど・・その過程が全て面白かったです。

昔は欲望のリミッターが壊れた者も多く、逃げる者・・捕まる者・・破産する者・・行方不明になる者・・いろんな営業マンがいて刺激的でした。もちろん健全が良いに決まってますが・・(昔のほうが面白かったな。)って、思っちゃうんですよ。

○なんでもパソコンやネットで出来る現在・・電話や訪問でさえ迷惑行為になりえる現在・・無駄の少ない現在ですが・・徹底的に無駄な動きを排除すると・・営業マンの存在が無駄になると思います。その方向へ向かっている気もします。ご用心。
雑談81
○副業で古物商を選んだ理由でも書きます。ま、いくつかの場面で必要性を感じたからなのですが、カンタンに言うと・・数多くの不動産取引をした経緯で、物件の売主が、【引越し先には持っていきたくないけど・・価値のある物を捨てるのは惜しい・・いくらかでも金になるなら安く手放してもいい】・・という微妙な雰囲気の時に・・

『私が個人的に買取りましょうか?』と言えば買えるケース・・あると思うんですよ。・・で、それが転売目的なら、古物商の許可証が必要となるので・・べつに試験があるわけでもない許可証なので、取る事にしたわけです。

ただ、私は現在のところ、個人から買取りをした事はありません。理由は・・台帳記載義務です。CDを1枚10円で買い取っても・・相手の個人情報を聞いて、住所・氏名・金額を記載して、領収書に相手の署名押印までもらうとか・・無理があるので、残置物に関しては無料回収に限定しています。取引先のお店から品物を仕入れる場合でも、台帳記載義務のあるカテゴリーの品は買いません。

不動産仲介業は、いろいろな業種の仕事の【根元】にいます。銀行(融資)・・司法書士・・測量士・・土地家屋調査士・・リフォーム業者・・引越し業者・・火災保険・・家財保険・・引越し先での新聞屋やインターネットのプロバイダーまで、紹介可能です。その優位な立場で得られる利益は多いです。

不動産の仲介だけで食える不動産屋ばかりではありません。ビジネスチャンスの範囲(項目)を広げる事で生き残ることができるなら、やるべきでは?・・で、私の場合・・たとえば、リフォーム屋の知り合いはたくさんいますよ。でも、会社には会社の指定業者がいます。私はフルコミの営業なので、会社が儲ける項目の範囲外で副業を選択したわけです。共存共栄って、そういう事でしょ?

○地場の不動産仲介業者に古物商ビジネスを導入するアドバイスで儲けようかな。そうだな・・5万円かな。許可申請の手続きの説明とか、ネットオークションの手続きとか・・自分で調べても簡単にできるけど、アドバイザーがいたほうがもっと簡単だしね。

・・で、たとえばさ・・女性から依頼があって・・その流れで・・『他にも手取り足取りで教えて欲しいことがありますのよ。フフフ・・お酒でも飲みながら・・今夜、いかがかしら。』みたいな話・・舞い込むかな。その場合はゴルゴ13風に、『詳しく聞こうか・・』と言うつもり。・・で、『イジワルね・・きて・・』なんてね。(笑) 残置物募集中。
マジで心配な話
○たまにね、「原始時代とか、遠い昔は、自分や家族だけのために、狩りをしたんだろうな・・」なんて思うことがあります。意味は、労働(狩り)の対価(獲物とか食い物)の100%を自分達で消費する事ができただろう・・て事です。

進化にしたがい、同じ種族で共に行動する方向へ進み、集落ができて・・それぞれの役割とか分業が始まり・・みんなで使う場所やみんなで使う物等の共有が始まり・・やがて・・それぞれが労力の一部を、みんなのために差し出すシステムが生まれて・・

やがて・・みんなのために働く役人とか、そんな制度もできて・・ま、道路も整備され、教育制度もできて・・どんどん便利になりましたが・・みんなから集める税金の使われ方が広がり過ぎて・・税金の種類も増えて、それぞれの税率も上がり・・みんなのために個人が貧しくなるケースが増えました。

○生物は永遠の命ではありませんが・・古くなった自分は死んでも、新しい生命を残す・・を繰り返すスタイルで、命を繋いできました。地球の大きさは変わりませんが、生物は子供と入れ替わる事で自然に交代してきたわけです。

現代では・・はるか昔から続いてきた生物としてのルールが変わってきました。人の寿命が延びすぎて、なかなか死ななくなったのです。その影響もあり、税の負担は増えて、生活が苦しくなり、若者が結婚や出産に躊躇するようになりました。

膨大な税金が高齢者や弱者に使われて、それを補うための増税が繰り返されています。将来は消費税を35%まで引き上げないと、財政破綻・・なんて話もあります。稼いで税金・・使って税金・・死ねば相続税・・払えなければ差押・・脱税すれば刑務所です。

この流れを変えるのは難しいです。なぜなら、それを変えるのは政治家(大半が高齢者)で、政治を変えるのは有権者・・有権者はどんどん高齢化しています。「高齢者の、高齢者による、高齢者のための政治」は続きます。我々も生き続ければ高齢者になるしね。

選挙権の年齢を少し下げても、それ以上に高齢者の寿命が延びます。どうせなら、選挙権をもっと未熟な若者(たとえば5歳以上)まで引き下げたら笑えるし、引き下げの愚かさに気がつくでしょう。

○近い将来、職業の半分くらいはロボットやコンピューター等の機械に奪われるという予測があります。仕事がなくなり・・人間の寿命が延びたら・・いったい、どんな世の中になるのか?・・考えると怖いですね。ま、ご用心。

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