ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
不動産ブローカー
○最近、ブログ経由でお会いした業者さんと業界の話(世間話)をしている時に、「そういえば、不動産ブローカーの人って、会ったこと無いんですよ。」といわれました。それを思い出したのでブログ更新のネタにします。

私のブログでは定期的に出てくる話だし、実在しますが、そもそも不動産ブローカーは、日本では正式な職業の呼称では無いし、資格でもありません。誤解を恐れずにいえば業界の隠語です。どちらかといえば不名誉な印象さえあります。

「あなたは宅建士ですか?」 「はい宅建士」です。・・これは失礼ではない会話ですよね。でも、「あなたは不動産ブローカーですか?」 「なに?ふざけんな!」・・なんて言われそうなかんじかな。

基本的に、宅建業者の代表者、もしくは正社員が「不動産ブローカー」と呼ばれるケースは少ないです。ま、よくあるケースでは、名刺には「○△商事」と記載してあるが、免許番号等の記載がない・・商談がまとまると、「仲介印は知人の社長が押します。」とか、なんかよくわかんない背景・・

「フルコミ」と似ていますが違いますよ。フルコミは固定給がない立場で、出社義務もなかったりしますが、成約した際の取り分(成功報酬)の取り決めはあり、書面化されているケースも多く、いわゆる固定給の無い請負型の従業者です。だからその宅建業者(会社)の名刺だけは持っているし、社員と同様に、その会社の従業者を名乗り仕事をしています。社外の人間には、その人物が「正社員」と見えます。

ブローカーの場合は、いつもは「業者の社長さん」みたいな態度ですが、商談が決まると、知人の宅建業者を頼り、「商談が決まったから仲に入ってくれ。(仲介業者として仲介印を押してよ。)報酬は○割払うから。」みたいなイメージで、いつもは出入り業者なのに、その商談の時だけ限定でフルコミになるイメージかな。その時だけだから、その仲介会社名の自分の名刺はもっていません。(持っていたらフルコミに近いブローカー)

逆に、怪しいブローカーっぽい人でも、お金を儲けて不動産会社を設立して正規の宅建業者となった場合、怪しいブローカーの雰囲気でも、「不動産屋」です。ま、カンタンにいえば、不動産ブローカーは、「宅建関係の立場が不明で、相手の不安を与える不動産業者っぽい人物」かな。(笑)

ファッションで判別することも可能です。正社員って、紺とかグレーのスーツ(上下同じ)で、サラリーマンぽいですが、上着がジャケットだったり、ノーネクタイだったり、少し崩れたかんじが多いです。社員→フルコミ→ブローカー・・て流れの人もいますが、その流れで、だんだん崩れていくというか、だらしないかんじに変化します。

私の周辺では、ブローカーは60代以上です。そもそも年齢的に「正社員」とか無理だし、「フルコミ」で従業者として日々働くのも体力的にキツイでしょう。そう考えると、不動産営業マンが・・社員→フルコミ→ブローカー・・の流れは自然な進化(退化)のかもしれませんね。あなたも10年はフルコミで20年後はブローカーかもよ。(笑) ま、ご用心。
ドラマ
○「家売るオンナ」・・見ましたよ。不動産売買仲介のテレビドラマって無いので、前から楽しみにしていました。感想は、(ま、こんなもんか・・)てかんじです。ま、ドラマの第1話は自己紹介的な説明を含む流れになり、出演者それぞれの立場やスタンス・性格みたいなものも見せるので、「覚える」かんじで見ました。

それにしても違和感というか・・ズレというか・・リアリティを求める私としては、演技が臭すぎるし、ファミリー向けの高級マンションを希望するお客に1LDKとか無理あるし・・決め台詞も「ドクターX」みたいだし・・はっきり言って、第2話以降を見るかどうか・・なんか、見ても見なくても、どうでもいいや・・程度の気持ちになりました。

「家政婦のミタ」の家政婦さんと・・「ドクターX」のお医者様・・不動産営業とは立ち位置が違いますよ。家政婦も医者も集客をする必要がありません。所属している組織がお客(依頼人や患者)を用意してくれます。

不動産仲介業は、お客さんとの出会いを求めるところから仕事で、「いらっしゃいませ」 「ありがとうございました」という普通の感覚も必要不可欠です。「家売るオンナ」の主役の雰囲気だと、大半の客は逃げます。あの雰囲気でトップセールスはありえません。

○ずいぶん前に信託銀行系の不動産仲介会社であった話ですが・・金持ちのお客さんから、「オンナの営業に私を担当させるって事は、私を軽く扱っているわけだな!」・・という苦情がありました。

そのお客さんの個人的感覚の問題ではありますが、その類の話は少なくはありません。米国とは違い、男性優位の日本では、不動産売買仲介の営業職は女性のほうが不利な面もあるわけです。女性が男性と同等の立場を得るには、男性より多くの努力が必要となる不公平さはありますよ。

そんな世界で生き抜く女性の不動産仲介営業職は、気が強い人が多く、初対面で、(お、美人だな・・)なんて思っても、次第に気の強さが見えてきて、(あんな女とはプライベートでは無理)という結論に至る同僚の男性も多いのでは。(笑)

女好きの私でも敬遠します。業界に30年もいて、私と深い関係になった女性営業職は地球上に1人もいません。しかし、今後はわかりませんよ。もしかしたらもしかするかもしれないしね。(笑)

私が孤独死するまで、まだ時間はありますので、今後は少ない可能性も無駄にせず、虎視眈々と機会を狙ってみようかな。・・とは言っても、年齢的にもう無理かな。(笑)
末路
○早いもので約30年は不動産業界で仕事をしておりますが、ある種の疑問については、売買や賃貸の取引で出会ったお客さん達が身をもって教えてくれました。ある種の疑問とは・・人は努力をやめた時、「どうなっちゃうんだろう?」ということです。たとえば・・

「仕事を辞めたら?」・・収入が無くなります。
「お金がなくなったら?」・・借金する事になります。
「借金の支払いが無理になったら?」・・自己破産コースです。
「住宅ローンが払えなくなったら?」・・家を失います。

上記の結果は誰にでも予測できる事ですが、それは常識でわかる上っ面レベルです。実際にそのような人々と関わると・・世帯主は家族を失い、精神的にも追い込まれ、連動して体もおかしくなり、何らかの病気になり、自暴自棄となる・・という悲惨な現実が見えてきます。

「仕事も金もなく、住むところもない場合、どうなるか?」・・◇住み込みで働く ◇親戚の家に転がり込む ◇生活保護の受給を受ける ◇ホームレス生活 ◇悪い事して刑務所へ行く ◇自殺する・・の選択です。

生活保護の場合、アパート等に住むことが可能です。その場合、独りで暮らし、栄養も偏り、病気になるケースも多く、最悪は死にますが、部屋で死んでも発見は遅れるため、孤独死となります。

夏は数日で悪臭が発生するので発見は早いですが、冬場は臭わないので発見が遅れます。いずれにしても民生委員とか役所とかヘルパーが巡回していれば1ヶ月以内には発見されます。家賃の滞納で不動産屋が訪問して発見するケースも多いです。

発見された遺体は警察署へ運ばれてから、身内に連絡がいきますが、故人が生活保護の受給者で身内が引き取らない場合、とりあえず葬儀屋が役所からでる予算の範囲で処理をします。【お通夜なし・葬儀なし・火葬・無縁仏】コースです。(身内が引き取らなくても、身内の同意書は必要になります。)・・ま、これが末路かな。

これが不動産屋がみた【不幸なお客さんの末路】ですが、不動産屋の営業マンは他人事と考えないほうが良いですよ。不安定業種で、中高年になれば居場所を失い、売れなくてクビ、離婚、破産・・となれば、孤独死、無縁仏コースもありえます。(笑) ま、ご用心。

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