ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
雑談アレコレ
〇大手系で営業だった頃・・デスクに座り、目の前の電話機を見ながら・・顧客に電話しようか・・今じゃなくてもいいか・・気分が乗らない・・でもかけようか・・などと思いながら、結局、電話しなかった事もあります。

逆に、(よし、かけるぞ!)と意気込み、かけた事もあります。営業職は、何もない状態からスタートして行動で成果を上げるのが仕事ですが、最も難しいのがスタート地点からの移動です。電話機の前で考えているのが0地点・・

受話器をもち、番号を押して電話するのが「1」の地点です。会話がスタートすれば、営業マンですから言葉はスラスラでます。ま、あとは結果次第ですが、全てが上手くいった時は、(行動して良かった!)と思うものです。

与えられた仕事をするだけの業種の人には理解が難しいと思います。指示されてする仕事はある意味、ラクです。自ら考えて行動するのはけっこう難しい時があるんです。いつでも何処でも【ヤル気】が出るとは限らないしね。

ブログの更新も、更新しようか・・後でいいか・・今日はいいや・・と流されているのが現状です。ま、無理して義務感で更新する事もないんですが、(最近、どうかしたのかな?)と思われるのもどうかと思い、やっと更新しました。

〇これもまた大手系の頃の話ですが・・毎日毎日、チラシの印刷とか配布とかやっていると・・仕事が嫌いになりますよ。非効率な仕事を会社命令の義務でやって、売れている営業も売れていない営業もノルマ化された枚数を毎日毎日ポスティング・・それが1年でも2年でもずーっと続くわけだから、嫌気もさしますよ。

で、大半の営業マンは3年以内に辞めちゃうわけですが、40過ぎていれば次は地場業者・・で、そのうちフルコミってコースかな。地獄のコースですよ。(笑) その過程でいろいろなものを失います。

〇不動産営業マンが家を買うなら、安い物件を現金で買うか、短い期間のローンにすべきですよ。今なら激安物件、たくさんあるしね。おしゃれな新築マンションとか、新築建売とか買っていいのは、金持ちか、公務員とか、民間でも終身雇用制度の人だけですよ。ま、ご用心。
歩き方
〇暇すぎて書くことがない日々です。お客も来ないし、広告活動をしているわけでもないしね。攻めの営業をしている人達が聞けば呆れることでしょう。(笑) しかし、そんな不動産会社も多いと思いますよ。

不動産屋の9割以上が地場業者で、地場業者でフランチャイズ加盟店のような積極的営業活動をしている会社はほんの一部です。大半はジィさんバァさんの不動産屋で、細々と賃貸の管理をやっているかんじですよ。

そんなかんじの会社で私はフルコミをしているわけで、日々、ユッタリした雰囲気の中にいて、その雰囲気に流されると無収入となり自滅するのは確実・・だから副業で細かい日銭を稼ぎながら、不動産仲介のネタを探す・・そんなイメージでよいでしょう。

「不動産業界の歩き方」の管理人なので、歩き方を語ると・・業界の歩き方は時代により違うし、年齢により違います。若くてキラキラした時期の歩き方と、稼げる30代の歩き方・・疲れて辛い40代の歩き方・・生きるために死ぬまで働き続けなければならない高齢者の歩き方・・その全てが同じわけないよね。

時代や近代化による激変もあります。昔は気合と根性で訪販やテレアポの会社も多かったですが、今はIT化でネット広告の時代です。新聞チラシもそろそろ終わりますよ。反響営業はカスタマーセンター化するでしょう。

いわゆるモーレツ型の営業マンは年齢と関係なく仕事を失うでしょう。スマホで部屋探しや家探しができる時代・・50代、60代、70代と、不動産業界を歩き続けるのは・・かなり難易度が高いですね。(笑) ま、ご用心。
たまにある事案 TAIHO
〇アパート等の賃借人が事件を起こして逮捕されたケース・・たまにありますが、賃貸契約の解除と、残置物の撤去について対応が必要となります。ちなみに契約の基本条項で対応しようとしても判例では裏切られますので、知識と経験が必要な業務になります。

連帯保証人が契約解除と残置物の処分について責任を負ってくれるケースは良いとして・・連帯保証人がいない場合、連絡つかない場合、賃借人と一緒にパクられた場合(笑)・・本人と話をつけるしかありません。

ちなみに、書くのも面倒臭いですが・・契約書に、「1カ月以上滞納したら、即時解約・・」とか記載しても現実的ではないでしょ?それと同じです。「2か月以上・・」でも同じでは?ようは、相手がゴネるか?否か?で物語は違ってくるわけです。

・・で、賃借人がパクられた場合・・まずは退去コースか?の見極めが必要です。

①逮捕・・すぐ釈放されるかもしれない
②拘留・・20日程度で釈放されるかもしれない
③起訴後・・執行猶予で出てこれるかもしれない
④実刑・・出てこれないけど金持ちなら家賃払い続けるかも。

たとえば拘留中に面会へ行き、「賃貸契約の解除に同意しろ!」とか、「家財道具を放棄する同意書にサインしろ!」とか迫っても、本人は釈放の可能性を夢見ているから無理があります。ま、罪状にもよるかな。

殺人とかなら起訴の前でも実刑が前提の交渉も可能かと思いがちですが、そのような場合、証拠隠滅等の防止で裁判所による「接見禁止」がつき、面会は無理です。手紙も不可。そうなると起訴後ですね。

起訴されてから判決が下るまでの期間・・身柄は拘置所ですが、そこで面会をして、「実刑の場合、アパートの家賃、どうするつもり?」てかんじで話し、説得して、「契約解除」と「残置物の放棄」の同意をしてもらい、書面は後で郵送させるのが良いです。

本当は、その場で書面を渡して署名押印させて回収したいけど、拘置所とか刑務所ではそれは無理だから。面倒な手続きや制約があるわけです。だから、郵便の流れになります。書類渡すのだってカンタンじゃないから。

一応、残置物の放棄以外にいくつかの対応ケースを考えておくと良いです。荷物は倉庫で預かるとか、身内の家に送るとか、賃借人(被告人)にも要望があるはずです。でも、長期刑を予感していたら廃棄に同意しますよ。

本当は刑が確定してからのほうが良いように思えますが、刑が確定して刑務所へ移送された場合・・連絡不可能になります。何処の刑務所かは誰も教えてくれません。本人が手紙でもくれない限り連絡はとれなくなるのです。だから上記④以降は無理。

現実的なケースでまとめると・・
①は接見禁止でます無理。 ②も接見禁止のケースが多いです。③がチャンスです。④以降はまず間に合いません。

合意に失敗すると・・後は誰が責任を取るか・・の戦いです。荷物の廃棄処分・・弁護士はダメって言いますよ。不動産屋だって責任取れません。賃貸オーナーだって自分の責任になるの嫌だしね。連帯保証人もバックレるケースがあります。

それじゃー・・部屋はそのまま・・って事になります。けっこう面倒な事案です。ま、普通に審査して、キチンとした方を連帯保証人にしていれば、よほど不運でない限り回避できます。

しかし・・テキトウに審査して、カタチだけの連帯保証人をつけている業者さんは・・賃借人の逮捕後の対応は・・ご用心。(笑)

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