ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

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信じる気持ち
私は不動産売買仲介の営業として長く仕事をしてきましたが、若い頃は賃貸仲介も経験しました。少なくとも10ヵ国以上の人と数百回の賃貸契約(仲介)をしましたが、とくに思い出深い話をします。

事業用の賃貸物件を扱っていた時の話です。事業用と言っても9割が飲食店舗でした。そんなある日、ある貸店舗のオーナーが相談に来ました。賃料の滞納が3ヶ月も続いているというのです。

借主は外国人女性・・保証人は日本人で遠方に在住・・たぶん保証する気のない者で、電話しても口先だけの弁解ばかり・・呼びつけても来ません。とりあえず借主を会社に呼び、話をすることに・・

現れたのは金髪の美女・・そこそこ日本語も話せて、『もう少し待ってください。必ず払います。』と言いましたが、私は『今すぐ払わないと許さない。』と厳しい要求をしました。オーナーさんは不安顔・・

すると、その女性は泣き出しました。『なぜ信じてくれないのですか?私は嘘はつきません。知人に借りて、必ず支払います。どうか信じて!お願いです・・お願い・・』と涙を流しながら訴えました。

同席していた店舗オーナー(貸主)は私に、『不動産屋さん、もう少し待ってあげましょう。』と言い、その女性に、『もう泣かないで!話は分かりました。どれだけ時間が必要なの?』と聞きました。

その女性は、『オーナーさん、ありがとう・・1週間待ってください。』と言い、涙を拭きました。遠くの国から異国に来て、苦労しながらも前向きに頑張っている女性を、もう少しだけ信じてあげようと・・

貸主は、そう思ったのです。人を信じること・・それは簡単ではありません。不動産の仕事をしていると、いつしか人を信じる気持ちを無くしてしまうものです。それは、悲しいことかもしれませんね。

1週間後、貸主と私は借主を訪ねましたが、留守でした。私は借主と接点のある外国人に連絡をして、本人の居所を聞くと・・『とっくに国に帰った。もう二度と来ないよ。』と、言われました。・・ご用心。

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