ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
ショートストーリー 道連れ
その男は、人生を振り返っていた。(・・まぁ、普通に生きてきたと思う。学校を卒業して就職し、社内恋愛で結婚した。あいつは美人でもないが、いつも俺を頼りにしてくれた。・・それで好きになった。

あいつ、俺がプロポーズをした時は泣いてたな。俺も嬉しかった。そして長女が産まれ・・長女が幼稚園へ通い始めた頃に次女が産まれて・・その頃かな・・会社が危ないなんて噂を聞きたのは・・。

会社が倒産して職安に通う日々が続き・・失業保険も切れた頃、俺は仕事探しをやめてパチンコをするようになった。住宅ローンも払えなくなり、銀行、保証会社、裁判所・・という順番で通知が着た。

その後・・その関係で来た人に部屋の中を見せた。雨漏りはしてないか?他に居住者はいないか?と聞かれた。部屋の写真も撮られた。その日、ショックを受けた妻は子供を連れて実家に帰った。

そして家は競売になり、不動産屋が落札したらしい。不動産屋が何回か訪ねてきた。若い茶髪のガキが生意気な目で俺を見てた。俺をバカにしてるんだよな・・俺は人生の負け犬だからな・・。

生きることに疲れたな。・・死ぬか。生きることに未練は無いし明日を生きる金もない。楽に死ねる薬でもあればとっくに死んでる。・・どうせなら部屋で首を吊るか・・。ここは俺が苦労して買った家だ。

誰にも渡したくない。子供に勉強部屋を与えるために・・子供に・・なんで・・あんな不動産屋の野郎に、娘の大切な部屋を渡さなくてはいけないんだ・・納得がいかない・・どうしても納得できない・・)

その時、玄関のインターホンが鳴った。時計を見ると3時・・(そういえば、不動産屋が今日の3時に来ると言ってたな・・) 男は玄関には行かず、台所へ行き、キッチンの扉を開けて包丁を手にした・・

そして玄関へ行き、ドアを開けると二人の男が立っていた。若くて茶髪のほうが、『約束の日ですよ。』と言った。その男は、『とりあえず中へどうぞ。』と言い、二人を招き入れて、玄関の鍵を閉めた。

大手企業の求人に直接応募するならDODA
copyright © 2005 ブログ版/不動産業界の歩き方 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.