ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
社長さんの責任
ある業者さんの話です。今は1人で営業していますが、昔は10人位の営業マンを雇っていた経緯があります。・・ある日のことです。8年前に共同仲介をした仲介会社から連絡があったそうです。

内容は・・8年前に共同仲介をした取引の重要事項説明に重大な間違いがあり、当時の購入者から損害賠償請求をされる可能性があるという話でした。社長さんは事実関係を再調査したところ・・

指摘どおりのミスが確認できました。重要事項説明で私道に関する説明を間違っていたことと、対象地は間口2Mの接道義務を満たしていると説明しているが、実際は2M未満だったことの2点です。

社長さんは私と世間話をしている時に、当時のことを話してくれました。・・当時は数人の営業マンを雇用していた・・営業マン達は宅地建物取引主任者の資格は無かった・・だから契約の際は・・

営業マンが書類を作成して署名押印は社長が行っていた。(契約時の説明も社長が行っていた。) 営業マンが調査・作成した書類は信用していたため、社長は疑いをもたず署名していたのです。

・・で、そんな営業マン達も既に退社してます。それに重要事項説明をしたのは社長さんです。逃げようがありません。結果的に『売主・物元業者・客付業者』に対して損害賠償請求となりました。

当時に得た仲介手数料の5倍以上の金額を支払うこととなり、社長さんも愚痴を言ってました。『参ったよ。建売1棟の利益に相当する額を失っちゃったよ・・』なんてね。ちなみに私の推測ですが・・

あくまで推測ですよ。・・当時の営業マン(担当者)は接道義務を満たしていない事や私道の種類の区別くらい知っていたと思います。しかし・・再建築不可なら住宅ローンの審査はとおりませんね。

ローンを通すために、買主も同意したうえで、再建築が可能と説明した重要事項説明を交付したのだと思います。しかし買主は8年後に売ろうとしたが、媒介業者に再建築不可だから無理と言われ・・

買主はそれを知っていたが、当時の仲介業者に不満もあったし、書類では仲介業者に非が有ると助言され、当時に口頭で説明を受けた事はふせて書類を根拠に争えば得をすると判断したのでは?

営業マンが『数十万』の手数料から『数万』の歩合を得るための悪知恵で・・8年後に社長が『数百万』の損害賠償を払う結果となったのです。まぁ、内容を確認せず署名押印した社長の責任ですね。

このような事態を防ぐには、社長自身が全ての契約書類に目を通して間違いが無いか確認することです。契約時に苦労するか?後で苦労するか?の選択ですが、後のほうは怖いですよ。ご用心。

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