ブログ版/不動産業界の歩き方
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漁夫の利
不動産業者が、『悪質な不動産業者を排除しよう!』というシーンは少なくありません。自社のHPやブログ、講演会・・いろいろあります。共通して、『自分は違うけど、同業他社が・・』という前提です。

じつは、悪質な業者も同じことを言っているんですよね。『悪質な業者が多くて困りますよ・・』なんてね。『業者選びは慎重に!』なんて言っている悪質業者もいるのでは?おもしろ過ぎますよ!

そのような意味でブラックジョークのレベルだけは高い業界です。不動産業者が『悪質業者』と呼ぶケースの具体例ですが、不動産業者同士の取引が多い不動産仲介業種の場合で説明します。

地場業者が、大手系列仲介会社に対して、『悪質だ!』というケースの多くが、物件確認で『商談中』と断る行為のことです。両手取引を狙い、他社の客付けを拒絶している!・・と言いたいのです。

確かにそう思うこともあります。悪質な業者と言う気持ちも分かります。ただ、『悪質な業者』を排除するために断るケースも多く、それで逆に『悪質な業者』から『悪質だ!』と言われる事もあるのです。

面白いでしょ?悪質な業者を断ったら悪質な業者から悪質な業者と呼ばれるわけです。・・では、大手系列仲介会社が、『悪質な業者』と呼ぶケースですが、これがけっこう悪質で迷惑なんですよ。

案内のため鍵を貸しても返しに来ない地場業者・・案内後の案内結果を連絡しない地場業者・・物件を止めるために営業マンが書いた買付証明を送ってくる地場業者・・多すぎて書ききれません。

数えきれない位のマナー違反、悪質行為のオンパレード・・そのような理由から、一度でも悪質な行為をした業者に対しては、それ以降の物件確認には応じずに断るというケースもあると思います。

・・で、断ると、『悪質だ!』と言うのです。少し大手に味方した説明になりますが、私は地場業者、大手系列会社の両方で各10年位の経験はありますし、バランスとしては半々位で偏っていません。

この問題は、『両手取引の禁止』なんて方法では解決しませんが、もしも、大手が『両手取引の禁止』により物件紹介に応じるようになったとしても・・地場業者も『両手取引の禁止』は同じですよ。

大手も地場も損・・得するのは、両手取引の禁止により物元と客付を分離して、客付業務をエスクローサービスやホームインスペクションとセット化したい者達です。悪質業者の排除を大儀名分に・・

大手と地場の紛争を利用して『漁夫の利』を狙い、低額物件の手数料率を上げるという餌を与えてでも両手取引だけは禁止して、結果的に地場業者は客付業務さえ奪われるのでは?ご用心。

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