ブログ版/不動産業界の歩き方
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雑談18
○たとえば、古くて老朽化した建物の中を拝見する際、所有者の妻が立会い、「汚いので靴は脱がずに土足で入ってかまいませんよ。」と言ったとします。・・で、たしかに床板は汚く、ガラスの破片などが落ちていても不思議ではない状況なので、そのまま靴を脱がず、建物内に入ったとします。

・・そのような時に限って、後から夫(所有者)や息子が来たりするんですよ。・・で、後から来た者は、自分達が来る前の会話を知りません。だから、土足で建物内をウロウロしている他人を見て・・(失礼な奴だ!)とか、(非常識な業者だ!)と思うケースもあると思います。口には出さなくても、そんな雰囲気の時があります。

○当事者しか知らない事により、後に重大な問題になるケースがあります。たとえば・・中古物件の売主Aと買主Bと仲介業者Cの3者しか知らない事実・・重要事項説明書や契約書に書くと、住宅ローンの融資が否決される事(たとえば再建築不可等)に関して、買主の希望で、問題の無い書類を作り、契約したとします。

もちろん、売主Aにも事前に話をしてあり、売主A・買主B・仲介業者Cの3者が共犯者だとします。・・で、数年後・・売主Aは死亡・・買主Bは痴呆症・・仲介業者Cの担当者は転職・・その事実を知る者がいない状況で・・買主Bの息子が家を売ろうと思い、購入時とは別の仲介会社Dに査定を依頼したとします。

仲介会社Dは物件調査をして、再建築ができない事実を知り、依頼人(息子)に伝えます。息子は驚きます。父(買主B)が購入した当時の契約書や重要事項説明書の内容は事実と異なり、「父(買主B)は騙されて買わされた」と思いますよ。別の仲介会社Dは、自分達には責任が無い事なので・・

「訴えたほうがいいですよ。」くらいの事は言います。真の被害者は、融資をした金融機関で、ABCが金融機関に対して罪を犯したわけですが、買主Bの息子は「父が騙された!詐欺だ!」という立場を主張しますよ。時効が成立していなければ、売主Aと仲介業者Cを訴える流れです。

この場合、買主Bも共犯者だったのに、それを知らぬ買主Bの息子は、父(買主B)を被害者と主張するわけですから、おかしな展開です。・・で、売主Aは他界しているし、仲介業者Cの担当者も行方不明で、買主Bは痴呆で証言できないので・・残された証拠書類で争う事になります。もし、仲介業者の担当者が見つかって真実を話して、買主Bに対しては無実だと主張しても、それを裏付ける証拠が無ければ主張は認められないでしょう。

真実が判明した場合、金融機関が黙ってはいませんよ。買主Bが共犯者と知れば、買主Bがまだ住宅ローンを返済中だとしても、詐欺で融資させたわけですから、一括返済を求められる可能性は高いです。事情を知らない買主Bの息子が大騒ぎして、父(買主B)は罪を問われ、住宅ローンは解約/一括返済を求められ、損害賠償を請求される可能性もあります。

上記は作り話ですが、購入時の事情を知らぬ子供が、昔の書類を出してきてアレコレと問題を提起するケースは少なくはないと思います。事情を知らぬ者が将来に騒がぬよう、経緯経過を書面にして保存しておくと良いですが・・自分の違法行為を書面にして残せば、それはそれで不安要因になりますね。(笑)ま、ご用心。

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