ブログ版/不動産業界の歩き方
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建物の価値とか寿命の話
○500万円台とか700万円台で新築できるローコスト住宅が普及しつつある現在・・中古住宅の査定で、建物価格をマニュアルどおりに査定してみたところで無駄な気がしますよ。建物の査定は・・耐久年数や残存期間等の必要な情報を元にマニュアルどおり複雑な計算式で算出するわけですが、それで算出した中古建物の査定額が・・

ローコスト住宅(新築)より高かったりします。ま、有名な住宅メーカーの高品質な建物で、建築費も坪70万円~坪100万円かけた建物なら、少し古くなっても、ローコスト住宅の新築より高いのは納得もできますが、そこらの建売住宅で築10年を超えた建物が、ローコスト住宅(新築)より高いなら・・問題ですよ。

売主は高く売りたいので、いろんな事をいいますよ。『ウチの建物は金がかかっている』 『安かろう悪かろうの物件と一緒にしないでくれ!』 『主人の知り合いで腕の良い大工さんに建ててもらった。』・・なんてね。【腕が良い・・】の根拠も証拠も無い話ですが、よく耳にするセリフです。

中古住宅の査定は、ライバル会社が存在するため、安く査定すれば他社に負けます。査定価格を安くしたいけど、他社の査定より安くなると逃げられる・・そんな現実もあります。正直に査定したら・・上司から【バカ野郎!そんな安く査定したら他社にもってかれちゃうだろ!』と怒鳴られるのが嫌だから、高くする・・そんなケースもあるでしょう。

○日本は四季の変化が激しく、湿気もあり、大雨や台風、地震もあり、また、軟弱地盤の地域等もあります。環境は変わらないので、木造住宅の耐久性を高めても限界があります。主要構造部が長持ちしても、細部に至っては定期的なメンテナンスが必要であり、それらを前提としても、建物の寿命はさほど長くありません。

ホームインスぺくションだとか建物診断だとかで、中古の木造建築物のあら探しをする人もいますが・・古い木造建物は、高齢のバァさんと同じです。水着審査をして若い女と比較すれば・・腹もでている・・シワもシミもある・・ムネも垂れている事でしょう・・それを指摘して点数評価する行為に似ています。健康診断にたとえたなら・・胃が悪い・・腰が悪い・・病気がある・・癌がある・・そんな事実を知る事もできるでしょう。

それを細かく知りたいなら調べるべきですが、500万円台で家が建つ時代に、その建物の残存期間や経済的な価値を細かく予想してみたところで大差は無いですよ。既に木造建物の価値が、自動車並みなんです。誤解を恐れずに言えば・・木造住宅は使い捨てなんですよ。子供や孫に受け継ぐものではなく、自分の代で使い終わるものです。

木造建物と人間の寿命を比較すれば、人間のほうが長く、30年に1度建て替えても、80年の生涯に3回は建て替えが必要です。代々、受け継ぐもの・・と考えるには無理があります。世界(他国)と比べても無意味です。地震のない国、湿気のない国・・石造りやレンガ造りで築300年の建物がゴロゴロある国・・と比較しても、条件が違い過ぎます。

そのような国は建物診断が優れているから建物の寿命が長いわけではなく、環境や立地や構造が違うからです。ま、羨ましいとは思いますけどね。自分の代で建て替えをせず済める家を相続した者は、住宅ローンとは無縁です。その分のお金で人生を豊かにできます。

そのような国のそのような人達より生涯賃金が高くても・・高額の住宅ローンを35年も払い続けて、払い終えた頃に死んじゃう人生って・・見えない首輪でつながれた囚人みたいな人生ですよね。(笑)日本の多くの方は、そんなかんじですよ。建物の寿命が長い国と短い国・・その差はあまりにも大きいですね。

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