ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
雑談071
○不動産取引は細かく、洩れなく、完璧を目指すことが理想ですが、それを全ての不動産業者に求めるのは無理だし、完璧とは程遠い取引が大半です。現実的には、【完璧に近い仲介取引を行える能力を備え、ケース・バイ・ケースで対応する】のがセカンドベストです。

カンタンに言うと・・ラジオの音量のボリュームみたいなイメージです。性能としては大音量が可能でも、その時、その場所において、適切な音量にする・・夜中は小さな音量で・・昼間は少し大きな音でも大丈夫・・みたいなかんじかな。

大手系仲介会社で仕事をしていた営業マンが地場業者に転職すると、契約書類が少ないことに驚きます。契約書の特約文などもやはり少なく、不安を感じると思います。ま、細か過ぎる契約が良いのか?大雑把でカンタンな契約が良いのか?はケース・バイ・ケースです。法的に問題ない範囲なら自由だしね。

大手の細かさを地場業者に強制するのは、大手と地場の共同仲介の時だけです。地場業者同士の共同仲介や、地場業者が単独(両手)で行う契約では、それぞれのやり方(レベル)で契約するのが現実です。大手のやり方がしみついた営業マンが、地場でも大手と同じレベルで細かくやろうとしても・・

社内で反感をかうし、上司も同意しかねます。地場には地場のやり方があるって事です。ま、イイカゲンで手抜き・・という意味ではなく、無駄に細かいと嫌われる・・ってかんじかな。私は細かい事を無駄とは思いませんが、売主も買主も望んでいないのに細かい書類を作っても、理解してもらえない・・という現実は知っています。

○コストの問題もあります。地方では取引金額が1000万円以下の取引なんてゴロゴロあります。500万円以下も珍しくはありません。手数料が20万円~30万円程度で・・現地に何回も行き、役所も回り、徹底した調査と完璧な書類の作成をして・・なんてことしてたら、確実に赤字ですよ。でも、手抜きをしたら、いずれトラブルに巻き込まれます。

通りすがりの賃貸客にアパートでも仲介して数万円の手数料を得たほうがマシです。田舎に小さな家があり、売りたい・・という相談を受けて、遠方に何回も調査へ行き、査定して・・そんなに安いなら売りません。・・て言われるケースがあります。それを何回か経験すると、遠隔地の低価格物件は・・『お断りします。』となります。

○判例によると・・仲介責任にともなう損害賠償金額と、その取引の仲介手数料は・・無関係なんですよね。100円の仲介料で1億円の損害賠償請求もありえる・・って事です。(手数料無料でも同じです。) 法律の改正や判例が、不動産業者の責任をドンドン重くして、厳しく追い込み過ぎた結果、こんな状況になったわけです。

完璧を目指して細かい対応をすれば赤字・・カンタンに取引すれば損害賠償のリスク・・どちらにしても、キツイですよね。ま、ご用心。

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