ブログ版/不動産業界の歩き方
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フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
綺麗な人
人を殺した事はありますか?今日は、そんな話です。

ある営業マンの話です。199×年・・閑静な住宅街で建売住宅が売り出されました。建築確認後、まだ着工したばかりでしたので、多少は顧客の要望を取り入れる事が可能でした。良い物件でしたので、買主はすぐ見つかりました。

購入した顧客の家族には、とても綺麗なお嬢様がいました。担当した営業マンは、内装の打ち合せ等で顧客の家に通う日々が続きました。綺麗なお嬢様は彼に好感を持っているようでした。しかし、担当営業マンは、その気持ちを知っても、「顧客」として接する以上の事はありませんでした。

しかし、お嬢様の気持ちは次第に大きくなり、会社に電話したり、訪問の際には個人的な事について質問攻めにしたりと、家族も困惑する事態となってしまいました。ある日、担当営業マンは予想外の事実を知る事となります。

お嬢様は「心の病気」で入退院を繰り返していたのです。世間から隔離され普通の出会いさえ無い日々を過ごしていたのです。そんな中、若い担当営業マンが自宅に訪問するのですから、貴重な「出会い」だったのかもしれません。そんな事とは知らずに、担当営業マンは、ただ「綺麗な人だな・・」と思っていたのです。

担当営業マンのビジネスと割り切った対応は、お嬢様の感情を好意から怒りに変え、会社には無言電話の嵐・・・。本人が電話に出た時は、泣いて交際を迫る始末・・。担当営業マンは、ご家族と話をして、担当専門医のアドバイス通りの対応をしました。

「事務的に冷たく対応せよ」との指導でした。泣き叫ぶ相手に事務的な対応をするのは心苦しく、とても辛い事でした。少なくとも自分に好意を持っている人が相手なのですから。

引渡し後、お嬢様が「心の病気」で再入院したとの話を聞きました。担当営業マンは、「自分に何らかの責任があるのだろうか・・」と悩み、眠れぬ日々を送りました。

半年後、お嬢様は他界されました。

ご家族に言われた最後の言葉は、生涯忘れる事は無いでしょう。

「あなたに出会って、心の底から後悔しています。」

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