ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
月極駐車場の空き状況の確認の話
月極駐車場を管理していると、月極駐車場の空いている場所の「詳細」を問い合せしてくる人がいます。普通は、「空きがありますか?」ですよね。借りたいなら。でも何故か?「何番と何番が空いてますか?」とか、「何処の区画が空いてますか?」て問い合せなんですよ。

・・で、正直に答えると、「検討します。」で終わり・・なら良いのですが、その空き情報をもとに、無断駐車が開始されたりします。ようするに、最初から無断駐車を目的とした人物が、無断駐車できる「空き区画」を事前に調べてた・・て話です。

何回か被害に遭うと用心するようになりますが、マトモなお客と無断駐車目的のバカを電話で判断するのはカンタンではありません。ただ、バカっぽい話し方だと警戒すべきです。「あの~」 「ちょっと聞きたいんですけど~」・・など、語尾を伸ばすバカとかね。

ま、電話の問い合せでは、空きの有無は答えても、空いている場所までは答えないのが堅実です。しつこく聞かれたら・・「無断駐車を目的とした人から問い合せがあるためです。」と答えるのもいいね。実際、そのとおりだしね。
フルコミの話
〇ま、たとえばの話、フルコミ希望の営業マンが、ある不動産会社に在籍する事となった・・とします。・・で、その不動産会社は、小さな雑居ビルの4階にあり、違っても、「飛び込みの来店」はありえない雰囲気・・。このケースで稼げるフルコミはブローカータイプですが、大半は短期間で消えますね。

〇不動産仲介営業マンが少ない資金で独立する場合・・会社の設立や宅建の免許申請、協会への加入など・・節約できない経費が多く、節約できるのは店舗もしくは事務所の賃料・・できるだけ安い物件となると・・1階店舗は賃料が高いので、上のほうの事務所・・てのが、よくあるパターンです。

賃料の安い物件を借りて独立すると・・月々の経費は安く済みます。でも、飛び込みの来店客は期待できません。社長さんが自分自身の人脈を活用して、知識と経験とヤル気を出して、商売のネタを探し、成約して稼ぐ・・難易度の高い、過酷な流れです。

そんな会社で、固定費のかからない「フルコミ営業」を募集して、フルコミ営業が在籍するとしたら・・会社から与えられるものは名刺とデスクくらいなので、やはり、自分自身の人脈を活用して、知識と経験とヤル気を出して、商売のネタを探し、成約して稼ぐ流れです。短期間で自滅します。

〇もしも私がフルコミ営業として在籍する不動産会社を探すとしたら・・ジィさんバァさんがやってる1階店舗の古い不動産屋で、経営者は最新の法律も理解していないし、パソコンも使いこなせない・・しかし、来店客だけは来る!・・そんな会社が理想かな。

賃貸でも売買でも、飛び込みの来店さえあれば食えますよ。食材が確保できるなら、後はどう料理するか?だけでしょ?ジィさんバァさんの不動産屋側も、自分達が不得意な「最新の法律による最新の契約書」が作れて、インターネットやPCも自由自在に使いこなせる営業マンが固定給0円で来たらメリットは大きいです。

どうやって、そんな不動産屋を探すか?・・店頭を見ればわかるのでは?ガラスに貼った不動産広告・・いまだに、マイソクみたいな図面で帯だけ変えてコピーしたものだったり、昭和の雰囲気が漂っているはずです。
フルコミ
〇久しぶりにフルコミ募集の掲載希望があり、その流れで、「ブログも更新するか・・」となりました。フルコミの話でもしようかな。フルコミといえば主役は2人・・フルコミの営業マンと、フルコミが属する会社の社長さんです。ま、イメージとしては・・

フルコミ採用側の気持ち・・「固定給や経費を支払わず、金になるネタをもってきてくれるなら最高だね~」

フルコミ営業マンの気持ち・・「固定給がないだけで、広告宣伝や経費は当然に会社負担だよね~」

・・ま、こんなかんじかな。「相手に期待する」てかんじ。で、現実的には、不動産仲介営業マンは保険屋のオバちゃんのように友人・知人・親戚でも遠慮なく食い散らかす慣習は無いし、友人・知人だって不動産取引なんか一生に1度か2度です。保険みたいに「付き合い」だけで取引はしません。

・・という事は、「来店客」などの会社側が与える新規顧客が必要です。人通りが多ければ広告宣伝がなくとも「来店客」は来ますので、会社側もフルコミもラクです。そうでないなら・・フルコミが何処かで客を見つけて、不動産を紹介して、成約の際に会社を利用する・・てスタンスになりますが、ま、現実的には不可能に近く、遅かれ早かれ破産でしょうね。

フルコミ採用側にいいたい事は・・
フルコミ営業に何を提供できるのか?って事です。人通りの多い1階店舗で、店舗内のカウンターに座って待っていれば毎日のように客が来るのであれば、「来店客を提供できる!」って事です。ま、最高ですよ。私なら涙を流して感動しますよ。(笑)

店舗が1階ではなく、雑居ビルの奥、もしくは上にある事務所で、通りすがりの来店客は期待できない場合・・・広告宣伝で集客しない限り、誰も訪ねてはきませんよ。その環境でフルコミになにを期待するのか?・・「自分でなにかネタを見つけて、自力で契約して欲しい」てこと?・・いるのかなぁ・・そんな凄い人・・。

フルコミ営業を目指す人にいいたい事は・・
集客が全てです。たとえば数人程度の客と単発で契約するのは自力でも可能ですが、それで食えるのは最初だけです。継続的に食っていくには、継続的な集客が必要で、フルコミで勤務するなら、通りすがりの来店客がいるか?がポイントです。来店客がいない店なら、歩合率が高くても「絵にかいた餅」です。

フルコミ希望者は「歩合率」ばかり気にしますが、歩合率なんてのは集客の難易度と連動するもので、会社側がなにもしてくれないほど歩合率は高く、会社側による来店客の提供や広告宣伝等のバックアップがあればあるほど、歩合率が低くなります。

フルコミがラクに稼げる環境は歩合率が低く、フルコミで稼ぐには厳しい環境だと歩合率が高くなるわけです。・・で、どっちがいいのか?てこと。まずは自分の真の実力を知ることかな。たとえば戦闘に例えると・・今まで大手に在籍していた人は、大勢の仲間とマシンガンで戦っていたわけ。・・で、自分は強いと思ってきたわけ。

でも、これから地場でフルコミになるなら・・独りで戦うイメージで、武器はナイフ1本、もしくは素手(笑) フルコミで10年間、生き残れる者が何人いるか・・自信があるなら、チャレンジしてね。・・で、10年続けられたら、その感想をメールして下さい。なにを失ったかも書いてね。無傷はありえないから。(笑) ま、ご用心。
どーでもいい話
〇外は暑いし、なんかヤル気がおきませんね。売買案件は0・・買い客0で、売り客0・・ま、過疎化が進む町の地場業者はそんなもんですよ。地域に根づいて商売をする「不動産屋」は、その地域の活力次第です。

副業の古物商では、ネットオークションを通じて、いろいろな地域の人が買ってくれるし、外国からの買付けも頻繁にあります。地元(特定地域)だけで商売する不動産業のと違いを痛切に感じます。

〇終身雇用の人は減っているわけで、35年の住宅ローンとか無理な人が増えますよ。だから、長期の住宅ローンが前提の商売って、今後は先細りだと思います。

〇不動産の営業は家なんか買わない方がいいし、もしも買うなら激安物件でも買ってリフォームして住むが良いと思います。収入は不安定だし、稼げるのは働き盛りの年代のみ。中高年になれば、収入激減を覚悟で職種を変えるか?フルコミか?の地獄コースです。

〇社員を大切にする不動産屋・・を自認する会社はあります。でも、社員全員が若かったりします。若くはなくなったら、何処へ行くのかな。まさか殺してるわけじゃないだろうし。(笑)

売れなくなって辞めさせてるのでは?・・べつにそれって業界的には普通の事なんですけどね。ただ・・「社員を大切にする」・・について見解の相違はありそうですね。(笑)

〇いわゆるパラパラした食感の炒飯・・作り方を覚えました。冷や飯をザルで軽く洗うかんじで濡らして、それから炒めるとパラパラした食感になりました。クックパッドで見て覚えました。不動産に関係ない話ですが、不動産営業には関係ありますよ。いずれ独り者になり、自炊するようになるからね。(笑) ご用心

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